日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

新聞休刊日

2005年07月11日 | インポート
新聞休刊日の朝は、何か物足りない。

毎日、私が読んだ後に必ず新聞を読んでいる息子が「今日は新聞は休みか。」とつぶやいた。
日常の習慣にしている事ができないと、生活のリズムが少しだけ狂ったような気になる。

テレビのニュースを見れば、昨日の出来事はおおむね分かるが、ニュースをやっている時刻は限定されているので、その時刻を逃すと見る事ができない。

その点新聞は時刻に関係なく、自分のペースで記事を取捨選択しながら、じっくりと読む事が出来る。
繰り返して読んで、記事の内容をきちんと自分なりに咀嚼して確認する事も出来る。

息子が言った。
「宅急便なんかは年中無休でやっているのに、新聞に休刊日があると言うのはおかしいんじゃない。新聞なんだから。」

私もそのように思う。
新しい情報を、いち早く伝達する事が新聞の使命であると思っている。

毎日、締切り時刻に追われるような激務に従事している社員を、心身ともに休ませてやろうという意図は理解できなくも無いが、発刊しようと思えば方法はあるのではないだろうか。

休刊にするよりも、平常に書きためている、緊急性の無いような記事で紙面を埋めるような一日があってもいいのではないかとも思う。

1ヶ月に3,007円を払っているが、1日分だけ損をしたような気分になる。

翌々日に、事故や事件の記事を読んでも「新聞」という気がしない。

昨日の新聞で、2日分のテレビ番組欄が表示してあるページしか見ないような日は、やっぱり何か物足りない。

新聞休刊日は、どうしても納得できない。

豊田かずき