日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

疑義

2005年07月04日 | インポート
南高来郡深江町議会が動いている。

今朝の毎日新聞の記事で、「職員採用巡り調査特別委設置」という見出しがあった。
以下にその全文を抜粋する。

深江町議会は、昨年度実施された職員採用試験に疑義があるとして、調査のための特別委員会を設置した。
 町の説明では、従来は入庁時点で「24歳まで」という年齢制限が設けられていたが、昨年度は「40歳まで」に引き上げられ、今春採用の8人のうち2人が25歳以上だった。また、2人が筆記試験を経ずに採用されていた。

以上抜粋。

いろいろと考えさせられる記事である。

つい最近に実施された、深江町議会議員選挙で当選した、新人議員の人達が頑張っているのだなという印象を持った。
新聞記事のような事実があったとすれば、新人議員以外の従来からの議員は、その事を指摘していなかった事になる。

ただ、入庁時の年齢制限を引き上げた事に対しては、私は否定しない。
一般社会での、技術的な熟練者が入庁して、各種の実務に就く様なことがあるならば、経費節減策の一環としても有益であるという見方も出来るからだ。
さらに、町外からのUターン者の受け口としての意味合いからすれば、あえて入庁時の年齢を、24歳までに限定する必要も無いのではないかと私は思う。

2人が筆記試験を経ずに採用されていた、ということに対しては、やはり疑義がある。
町職員採用の一次試験は、県の町村会が統一して実施してくれているという事のようだが、入庁の時期によっては、そのような統一試験を受けそびれるような人も出てくるのではないだろうか。

話は少し違うかもしれないが、いろいろな国家試験の中には、受験科目の中の一部免除という制度がある。
指定された国家資格を保有していたり、大学等で所定の学科の単位を取得していたりする場合に、受験科目の中の一部を免除されるというものだ。

深江町の、その筆記試験を経ずに採用された2人は、そのような役場の業務に関連するような、特殊な国家資格の保有者ではないのだろうかと思ってしまう。

もしそうだとすれば、筆記試験を経ずに採用されていたとしても、私としては納得する事が出来るが、そうでないとすれば、大きな疑義が生じる。

そのような疑義を、きちんとした場で調査して明らかにするという事は、議会のあり方としては当然の事である。

そのような見地からすれば、新生深江町議会はきちんと機能していると思うのだが、旧深江町議会が解散させられた理由は、「住民投票で合併の方針を確認せよ」ということを議会が無視したからではなかったのか。

新しい、住民の関心がありそうな話題を導入して、本質的な事柄からの住民の関心をそらすというような手法は、国政の場でも良く使われているようだ。

議員の本質を見極める、賢い住民の目が必要となってくる。

豊田かずき



デマ

2005年07月04日 | インポート
ドイツ語のデマゴギイ(demagogie)の略で、デマらしい。
辞書での意味は、(1)(民衆)扇動。(2)逆宣伝。中傷。デマ。となっている。

昨日、「豊田かずきの議員活動報告」という、手作りの印刷物を届けに行ったお宅での事である。

それをお渡しして、帰り際に「ちょっと。」と呼び止められて、「共産党の支援を受けているというような話を、ちらっと耳にしたんだけどどうなの。」と聞かれた。

まさに、寝耳に水だった。

私の町議会議員としての基本姿勢は、案件ごとに自分自身で資料を集めて、それを自分なりに咀嚼し、色々と解析してから自分の対処方針を決める事にしている。

一般質問も、全て自分で見聞きした事柄について、自分なりの視点や考えで構築しておこなってきた。
当然の事である。

地方議員の中には、特定の政党への会費を払っているような人でも、選挙の時の支持政党や所属政党は、無所属という人達が多いようだ。

私の場合には、特定の政党に所属した事もなく、特定の政党に迎合するような活動をしたこともない、まさに正真正銘の「地域の住民の声の代弁者」としての無所属議員である。

それなのにそのような「うわさ」が、まことしやかに広まっているという事は、悪意を持った誰かが、私に対する逆宣伝、中傷のために、意図的にやっているとしか思えない。

そのようなことをして、何になるのだろうか。
そのような「うわさ」の出元を作ることに長けているような人を、思い当たらない事も無い。

議員活動をしている事に関しては、正当な評価をして頂きたいものだが、悪意を持ってそのような事をする人達がいるとすれば、そのような人達に対しては自分の行動を示して断固戦うしかない。

周辺が10月11日以降に向けて、そろそろせわしくなって来たようだ。

豊田かずき