電動糸鋸で切ったら、切断面に波状紋が出来た。
写真は3D切りで現れた波状紋。
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波状紋は斜め45度ぐらいで規則正しい。
指先で撫でるとデコボコが感じ取れる。
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これを消すには、サンドペーパーで表面を一皮剥かなければならない。
使ったブレードはアサリが大きめの「木工薄板用」。
ブレードの不良だろうと考えて新品に交換してみると一見きれいに切れたが、よくよく観察すると、ごく微かな波紋が認められた。
新旧2つのブレードを見比べても形状の違いは見つからない。
原因不明である。
作品のデコボコは磨けば直せるが、それよりも興味深いのは波状紋が出来るメカニズムである。
糸鋸盤の上下動ストロークは15ミリ前後で、おおむね定速で動き続ける。
これに対して、作品を手押しして切り進む速度は一定ではないし、一時停止することもあるのに、出来た波紋の間隔や傾斜角度は一定で規則正しい。
どうしてこうなるのか、不思議でたまらない。
誰か推理出来る人居ませんか?
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原因は何なんでしょう。
カットしている時、異常な振動音が出てこの文様が入ります。
年輪が関係してませんかね?
この写真を見ると、年輪と平行に切っても直交して切っても、同じように出ていますよ。
気づきませんでしたが、振動の大きい時に出てましたか。同じメーカーの機械だから、糸鋸盤の特性に原因があるのかもしれません。
もしかしたら機械の設計者は気づいているかもしれませんね
負荷が掛かったら縦方向に動いているブレードが横に振動しますよね。
こまかな振動でブレードそのものがもっている固有振動数に共振して、うなって波状紋ができるのではと推測しました。
切断中に音が大きくなることがありますから、共振現象はありそうですね。
手がかりを得るために、問題のブレードを使って、切り進む速度を2種類試して、比較してみようと思っています。
角材の様に厚みが有ると発生するのでは?
それから推測すると、刃で削り取った切りくずが排出されないで邪魔をしているのではと考えました。
波紋が垂直にならず斜めに、ほぼ等間隔で発生しているのは、切るスピードが一定しているからかな?
スピードを変えてみると、この波紋間隔も変わるかな?