リョービの糸鋸盤はピンブレード仕様だが、付属のアダプターで「ピンレスブレードも使える」ことになっている。
しかし、このアダプターの使い勝手は最悪である。
ピンレスブレードを使う時は、ブレードの両端にアダプターを留め付ける。

アダプターをプライヤーで持ち、六角レンチでブレードを締め付けるのだが、これには手が3本欲しくなる。
①アダプターの隙間に差し込んだブレードを、最適位置にキープする手
②プライヤーを持つ手
③六角レンチを回す手
手は2本しかないから難しい。
特に、糸鋸盤上で加工物にブレードを差し込んだままでのアダプターの着脱は困難を極める。
アダプターの締め込みに力が要るから、①の「最適位置にキープ」が難しいのである。
これで「ピンレスブレードも使えます」とは良く言えたものだ。
3本目の手として、溝加工した木製クリップを使っている。

加工物から突き出したブレードをクリップのV字溝で挟む。

V字溝にアダプターを嵌め込む。

これでとめる位置が安定するので、左手にプライヤー、右手に六角レンチを持って、ブレードを締め付けることが出来る。
小さなアイデアで大した改善にはなっていない。
もうひと工夫欲しいと思っている。
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