先日面白い統計記事を見ました。1989年の女性新入社員のアンケートで、就職活動の時何色の服を着たかを聞いたところ、多い順に紺、グレー、ベージュであり、現在のような黒のリクルートスーツはごく僅かだったようです。
なぜ現在が黒一色になったかは、暗い社会の反映というようなコメントでしたが、これは本当に不思議な現象です。このブログでも書きましたが、私は3年生を対象とした講義を行っていました。後期は9月から始まりますが、当時は就活の解禁が12月でした。そうすると12月に入ると、学生が半分ぐらいに減ってしまう日とか、半分ぐらいが黒のスーツの集団になったりしていました。
それが今年は大幅にずらし、企業の選考解禁を8月にしたようです。これは主に大学からの要望で、就活を3月からにすれば、色々な試験なども終わっており、学生が十分に勉強できるためというような理由のようです。しかしこのためにいろいろな問題が出てきたようです。
特に今年は企業業績もよくなり、売り手市場で企業は早く良い学生を取りたいという行動に出たようです。そのため特に中小企業は、8月を待たずに選考し内定を出すところが多くなりました。ですから以前は大企業から採用が決まり、その後中小企業が決まるという順番でしたが、今年はそれが逆転してしまったようです。そのため学生の内定辞退という現象が起こり、オワハラ(就活終われハラスメント)などという言葉ができ、一種の社会問題化しました。
いつから就活や選考を解禁するかは非常に重要で、来年度はまだ決まっていないようです。やはり就活というのは、学生にとって一生の問題ですし、企業にとっても良い人材がいなければ発展できない、重要な課題です。たぶんどんな時期に設定しても、それに伴う問題が出てくるのは確かですので、あまり試行錯誤をせずに、固定することが重要だと思います。
基本的に学生は一生に一度の経験になり、企業側は毎年の行事となりますので、学生に最も有利な条件で設定すべきでしょう。試行錯誤の悪い年に当たってしまった学生は、運が悪かったでは済まされない、かわいそうな結果となってしまいます。私も採用側の仕事をかなり長くしましたが、その当時から解禁の日程をどうするか問題になっていました。
もう11月も中旬で、昔の就活解禁の12月が近づいています。これは最終的には政治判断になるのでしょうが、経団連や大学側の機関などのうまい連携でそろそろ決着しなければいけないと思っています。
なぜ現在が黒一色になったかは、暗い社会の反映というようなコメントでしたが、これは本当に不思議な現象です。このブログでも書きましたが、私は3年生を対象とした講義を行っていました。後期は9月から始まりますが、当時は就活の解禁が12月でした。そうすると12月に入ると、学生が半分ぐらいに減ってしまう日とか、半分ぐらいが黒のスーツの集団になったりしていました。
それが今年は大幅にずらし、企業の選考解禁を8月にしたようです。これは主に大学からの要望で、就活を3月からにすれば、色々な試験なども終わっており、学生が十分に勉強できるためというような理由のようです。しかしこのためにいろいろな問題が出てきたようです。
特に今年は企業業績もよくなり、売り手市場で企業は早く良い学生を取りたいという行動に出たようです。そのため特に中小企業は、8月を待たずに選考し内定を出すところが多くなりました。ですから以前は大企業から採用が決まり、その後中小企業が決まるという順番でしたが、今年はそれが逆転してしまったようです。そのため学生の内定辞退という現象が起こり、オワハラ(就活終われハラスメント)などという言葉ができ、一種の社会問題化しました。
いつから就活や選考を解禁するかは非常に重要で、来年度はまだ決まっていないようです。やはり就活というのは、学生にとって一生の問題ですし、企業にとっても良い人材がいなければ発展できない、重要な課題です。たぶんどんな時期に設定しても、それに伴う問題が出てくるのは確かですので、あまり試行錯誤をせずに、固定することが重要だと思います。
基本的に学生は一生に一度の経験になり、企業側は毎年の行事となりますので、学生に最も有利な条件で設定すべきでしょう。試行錯誤の悪い年に当たってしまった学生は、運が悪かったでは済まされない、かわいそうな結果となってしまいます。私も採用側の仕事をかなり長くしましたが、その当時から解禁の日程をどうするか問題になっていました。
もう11月も中旬で、昔の就活解禁の12月が近づいています。これは最終的には政治判断になるのでしょうが、経団連や大学側の機関などのうまい連携でそろそろ決着しなければいけないと思っています。