goo blog サービス終了のお知らせ 

ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

COPD啓発プロジェクト

2015-11-28 10:25:31 | 健康・医療
昨日の新聞にCOPD啓発プロジェクトの広告が出ていました。新聞の半分の大きさですが、何と8ページもの読み物と言えるほどの物でした。

COPDについては今年1月にこのブログに紹介記事のようなものを書きましたが、改めて取り上げてみます。私の従兄弟がたぶんCOPDに分類される肺気腫のために、在宅酸素療法になっているのですが、ちょうどその従兄弟といろいろ話をしたところでした。

実は私も肺気腫になりかかっているという診断を受けています。自覚症状はないのですが、数年前まだ勤務していた時、少し重い荷物を運んだことがありました。私が発注した基材が届き、ちょうど若いのがいなかったので、資材置き場から階段を上がって2回の実験室まで運んだだけでした。実験室について基材を置いたときかなりひどい息切れがしたのです。この程度で息切れするとは、やはり年のせいかと思っていました。

その少しあとひどい咳が出て呼吸器内科に行ったのですが、この咳は喘息であるという診断でしたが、念のため隣の市の大きい病院でCTを測定しました。このCT検査では異常がなかったのですが、たまたまこの病院でその時の9年前CTを測定していました。その時の画像と比較すると、肺がやや膨らんでおり、若干肺気腫の傾向があるという診断でした。どうもこのCOPDはかなりひどくならないと診断が難しいようです。

この時喘息用の吸入薬を処方され、肺気腫にも効果があるということで現在も使っています。ですから私もCOPD予備軍に入っているようです。

COPDの広告によれば、2004年の調査とやや古いのですが、治療を受けている患者数が22万人で、推定患者数は530万人となっていました。40歳以上では10%に近い有病率となっているようです。またWHOの統計では、今後COPDの患者数と死亡率は増加し、2020年にはガンなどを抜いて死亡原因の第3位に入ると予測しているようです。

この広告ではCOPDになると動脈硬化や心筋梗塞、胃潰瘍、糖尿病といった生活習慣病を併発することが多いと警告しています。ただその予防には禁煙が第一で、そのほかは食事療法や運動療法といった特に気を付けるようなことはありませんでした。ページ数が多い割にはあまり内容のない広告といえます。

私の周りには、先ほどの従兄弟以外患者を知りませんので、本当にこれほど多くの患者がいるかや、これが原因の死亡者数がそれほど多いとも思えませんが、私は喫煙を続けていますので、色々自覚症状が出ないか注意する必要はあるのかもしれません。