最近タイトルのような記事を見ましたが、私にとってはいつも気にしていることの確認のような内容でした。
私は40年以上会社勤務をしていましたので、健康診断というのは半ば強制的に受けていました。特に私は研究所で有機溶媒というやや危険なものを扱っていましたので、通常の定期健診以外にも特殊検診という物があり、年2回受診していました。
特に退職してから行っていた研究所は検診項目も多く、非常にしっかりしたものでした。検査項目はいろいろ変わってきたような気もしますが、最近は便の潜血検査(前もって準備しておくのですが)まで入っていました。大体は身長・体重測定から始まり、尿検査、視力・聴力、血圧測定、血液検査、心電図、胸部と胃のX線、医師の問診という流れで、全部終わるのに2時間近くかかったような気がします。
この検査項目は法律で決まっているのかもしれませんが、歯の検診まであったこともありました。こういった検査で病気が見つかったという話はあまり聞きませんので、どの程度意味があるのかわかりませんが、会社の負担で(自己負担が少しはあったのかもしれませんが)受診できるので、保険のような気持ちで受診していました。
この中で問題となるのは血液検査の結果で、この記事でも血液検査だけを取り上げていました。この中で検査値が正常値であっても、年々増加しているような場合は注意するとしていますが、こういった一般論では言えないような難しい問題です。基本的にはこういった検査値は、その人固有の正常値があり、その変化を注意すべきものです。
例えば私は白血球数が正常値の1.5倍ぐらいあり、若いころから変わっていません。またかみさんはγ-GTPが正常値の3倍ぐらい高いのですが、常にこの値ですので、これが正常値とすべきものです。
私の研究室の隣が臨床検査薬の研究をしていましたので、この数値についてはいろいろ教えてもらいました。難しいのが肝臓の様で、通常GOTなど3種ぐらいが測定されます。この数値は主に肝臓中に存在する酵素が、どの程度血液中にあるかを表しています。これらは肝細胞が壊れると、中にある酵素が出てくるので、肝細胞の分解量を見ていることになります。ある意味直接肝機能を表しているわけでありません。
肝臓は食事のとり方や場合によっては運動などでも壊れるようですので、肝臓機能に問題がなくとも高くなることもあり、逆に機能障害があっても細胞が壊れなければ高くならないわけです。このように数値の見方は難しいのですが、長くなりましたので次に続けます。
私は40年以上会社勤務をしていましたので、健康診断というのは半ば強制的に受けていました。特に私は研究所で有機溶媒というやや危険なものを扱っていましたので、通常の定期健診以外にも特殊検診という物があり、年2回受診していました。
特に退職してから行っていた研究所は検診項目も多く、非常にしっかりしたものでした。検査項目はいろいろ変わってきたような気もしますが、最近は便の潜血検査(前もって準備しておくのですが)まで入っていました。大体は身長・体重測定から始まり、尿検査、視力・聴力、血圧測定、血液検査、心電図、胸部と胃のX線、医師の問診という流れで、全部終わるのに2時間近くかかったような気がします。
この検査項目は法律で決まっているのかもしれませんが、歯の検診まであったこともありました。こういった検査で病気が見つかったという話はあまり聞きませんので、どの程度意味があるのかわかりませんが、会社の負担で(自己負担が少しはあったのかもしれませんが)受診できるので、保険のような気持ちで受診していました。
この中で問題となるのは血液検査の結果で、この記事でも血液検査だけを取り上げていました。この中で検査値が正常値であっても、年々増加しているような場合は注意するとしていますが、こういった一般論では言えないような難しい問題です。基本的にはこういった検査値は、その人固有の正常値があり、その変化を注意すべきものです。
例えば私は白血球数が正常値の1.5倍ぐらいあり、若いころから変わっていません。またかみさんはγ-GTPが正常値の3倍ぐらい高いのですが、常にこの値ですので、これが正常値とすべきものです。
私の研究室の隣が臨床検査薬の研究をしていましたので、この数値についてはいろいろ教えてもらいました。難しいのが肝臓の様で、通常GOTなど3種ぐらいが測定されます。この数値は主に肝臓中に存在する酵素が、どの程度血液中にあるかを表しています。これらは肝細胞が壊れると、中にある酵素が出てくるので、肝細胞の分解量を見ていることになります。ある意味直接肝機能を表しているわけでありません。
肝臓は食事のとり方や場合によっては運動などでも壊れるようですので、肝臓機能に問題がなくとも高くなることもあり、逆に機能障害があっても細胞が壊れなければ高くならないわけです。このように数値の見方は難しいのですが、長くなりましたので次に続けます。