国民生活センターが、健康にいいなどとして販売されている「水素水」と水素生成器の販売事業者にアンケート調査をしました。
このブログでも半年ほど前に、水素水は「偽科学」ということについて書きましたが、この辺りから水素水の宣伝などが活発になったような気がします。国民生活センターは、11年度以後水素水に関する相談が増加していることから、容器入り水素水10銘柄と生成器9機種のテストと販売事業者へのアンケートを実施しました。
その結果、容器入りではペットボトルの2銘柄で溶存水素は検出されませんでした。これはある意味当然で、水素分子は非常に小さいため、ペットボトルでは器壁から外に出てしまう可能性は非常に高いと思われます。また5銘柄のうち3種は表示値より低い濃度だったとのことです。水素生成器も水素ガス濃度の表示のあった5銘柄のうち2種は表示値より低かったようです。
これらの商品を扱っている事業者のアンケートでは、17社は水素が入っているかの確認をしていると答えましたが、2社は通常の水素濃度試験薬では判定できないと回答したようです。
また飲用によって期待できる効果では、15社の回答では「水分補給」が最も多く、販売業者自身がただの水であることを認めた結果となりました。但しこれは水素水が、特定健康用食品や機能性表示食品になっていませんので、美容や老化に効果があるということは答えられないのかもしれません。
それでも販売業者自身が、こういった効能を直接確かめていないことは確かなようです。広告についても触れ、特保などに届け出されていないにもかかわらず、「老化を守る」とか「活性酸素を無毒化する」、「アトピーに有効」、「血液サラサラ」などの健康増進効果を謳ったものがあり、これは景品表示法などに抵触するとしています。
これにより同センターは消費者庁や厚生労働省に対し、表示の改善を指導するよう要望したとしています。6月に国立健康栄養研究所が、ヒトについての有効性について信頼できる十分なデータが見当たらないと発表しましたが、ここでもまた否定的なデータが発表されたことになります。
私はドラックストアなどで広告を見たことは有りますが、どんな値段で売られているのかもよくわかりません。製造するのにそれほどコストがかかるとは思えませんので、適当な価格で有れば、水分補給用としてたまには違ったものを飲む程度の感覚であれば、それほど問題ないような気がします。
しかしこれで水素水ブームは終わるのかもしれません。
このブログでも半年ほど前に、水素水は「偽科学」ということについて書きましたが、この辺りから水素水の宣伝などが活発になったような気がします。国民生活センターは、11年度以後水素水に関する相談が増加していることから、容器入り水素水10銘柄と生成器9機種のテストと販売事業者へのアンケートを実施しました。
その結果、容器入りではペットボトルの2銘柄で溶存水素は検出されませんでした。これはある意味当然で、水素分子は非常に小さいため、ペットボトルでは器壁から外に出てしまう可能性は非常に高いと思われます。また5銘柄のうち3種は表示値より低い濃度だったとのことです。水素生成器も水素ガス濃度の表示のあった5銘柄のうち2種は表示値より低かったようです。
これらの商品を扱っている事業者のアンケートでは、17社は水素が入っているかの確認をしていると答えましたが、2社は通常の水素濃度試験薬では判定できないと回答したようです。
また飲用によって期待できる効果では、15社の回答では「水分補給」が最も多く、販売業者自身がただの水であることを認めた結果となりました。但しこれは水素水が、特定健康用食品や機能性表示食品になっていませんので、美容や老化に効果があるということは答えられないのかもしれません。
それでも販売業者自身が、こういった効能を直接確かめていないことは確かなようです。広告についても触れ、特保などに届け出されていないにもかかわらず、「老化を守る」とか「活性酸素を無毒化する」、「アトピーに有効」、「血液サラサラ」などの健康増進効果を謳ったものがあり、これは景品表示法などに抵触するとしています。
これにより同センターは消費者庁や厚生労働省に対し、表示の改善を指導するよう要望したとしています。6月に国立健康栄養研究所が、ヒトについての有効性について信頼できる十分なデータが見当たらないと発表しましたが、ここでもまた否定的なデータが発表されたことになります。
私はドラックストアなどで広告を見たことは有りますが、どんな値段で売られているのかもよくわかりません。製造するのにそれほどコストがかかるとは思えませんので、適当な価格で有れば、水分補給用としてたまには違ったものを飲む程度の感覚であれば、それほど問題ないような気がします。
しかしこれで水素水ブームは終わるのかもしれません。