ごっとさんのブログ

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命のロウソク「テロメア」を長持ちさせる健康術

2018-02-25 10:41:46 | 自然
ロウソクに例えられる人の寿命、体を形作る細胞の核の染色体の先端にある「テロメア」が命のロウソクの役割を果たしています。このテロメアを長持ちさせる健康術という記事が出ていました。

私はテロメアは基本的にDNAの一部ですので、何かをやって長くするというのは不可能だと思っていますが、本当に長持ちさせることできれば老化を遅らせたりできるはずですので簡単に紹介します。

遺伝子の違いで寿命が変わることは通常ないと思われます。100歳まで生きた人と50歳で亡くなった人で、ガン、糖尿病、心臓病などの病気の原因遺伝子とされるものを比較した調査では、両者に明確な差は認められず、同じくらい病気の遺伝子を持っていたことになります。

つまりこの差は生活習慣に違いがあり、細胞を傷つけテロメアを短くしてしまう活性酸素の問題としています。そこで重要なのは、活性酸素を抑える働きのある抗酸化物質の摂取としています。

我々が生きるためのエネルギーは、2つのエンジンで生み出されているといいます。1つは「解糖エンジン」で地球上に植物が存在せず酸素もない時代に、細菌は糖を分解してエネルギーを作っていました。その頃から使われていた古いエンジンといえます。

もう一つが酸素を燃料にしてエネルギーを生み出す「ミトコンドリアエンジン」です。若いころは解糖エンジンがメインでミトコンドリアエンジンがサブとして働きますが、大体50歳を境にメインとサブが入れ替わるようです。ところがサブである解糖エンジンが活性化すると、メインが支障をきたし、取り込んだ酸素が活性酸素に変わり老化が進むと考えられています。

テロメアについては、生まれた直後は1万塩基対あるテロメアは、平均して1年に約50塩基対ずつ短くなり、死ぬときは5000塩基対程になるようです。

ここでは「葉酸」の重要性について述べています。葉酸はテロメアを含むDNAの合成、修復、調整に不可欠な物質であり、テロメアを短くしてしまう有害なアミノ酸のホモシステインを抑制する効果があることが、近年の研究で分かってきました。

検査時に49歳でテロメア年齢63歳だった男性は、抗酸化力の強い緑黄色野菜を積極的にとり、日常的にウオーキングするなどの対策を施した結果、2年後の検査ではテロメア年齢が47歳と実年齢より下がったという例があるそうです。

以上のように抗酸化物質や葉酸の摂取、適度な運動と触れませんでしたが適切な睡眠をとれば、テロメアの短縮から免れるようです。

これはいわば普通の生活をすればよいというようなものですので、別にテロメアを持ち出すようなことでは無いような気もします。