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太る朝食と痩せる朝食

2020-06-28 10:25:58 | グルメ
普段何気なく食べている朝食ですが、バランスが良くても「太ってしまう朝食」と「痩せる朝食」があるようです。

まず標準的な2種の朝食を見ますが、Aロールパン2個、目玉焼き、ウインナー、レタス、ヨーグルト、Bご飯、みそ汁、焼き魚、ほうれん草のおひたし、というパン食派とご飯派です。

一見するとどちらも品数が多くバランスがとれている良い朝食のようですが、実はAは太る朝食のようです。Aの朝食は野菜もタンパク質も乳製品もそろっているので、栄養バランス的には問題はありません。

AとBの決定的な違いは、「油」の量で、ご飯一杯分で脂質は0.4gほどですが、ロールパンは2個で4.8g、目玉焼きとウインナーを油で焼けばその分油の摂取量はさらに増えてしまいます。

またパン食の場合は、食べるおかずがほぼ毎日同じというケースに陥りやすいため、1食のバランスは良くても1カ月単位で見ると栄養バランスに偏りが出て代謝が落ちてしまいます。一般的なパンは小麦粉からできていますが、小麦粉は小麦を粉砕した物なので、粒になっているコメに比べると、早い時間で消化できます。

つまりそれだけ空腹になりやすいという事で、必然的に昼食までの間食が増えたり昼食でカロリーの高いものを選んだり過食につながります。朝は前日の夕食から10時間近くたっているため、胃腸が空になっています。

つまり食べものをよく吸収するということです。朝は空っぽの腸に食べ物を送り込むわけですから、栄養素をよく吸収するのです。脂質の多いパンの朝食が太りやすいのは、腸の吸収の良さも関係しています。

以上の理由から、ダイエットに効果があるのはごはん食で、魚や煮物、納豆などヘルシーなおかずとの組み合わせも増え、食品に偏りが出にくくなるので栄養バランスも整います。

日本肥満学会が定義した肥満の基準であるBMI25以上の人に、「朝食の主食」についてアンケートを取ったところ、48%がパンで半数にまで至りました。ちなみにご飯と答えた人は18%、麺類は11%でした。

一方BMI22以下の体重が標準以下の人の場合は、67%がご飯と回答しました。これでも朝のパン食が太りやすいという傾向があるという結果になりました。これはダイエットという程ではないものの、体重を気にした場合の朝食の摂り方ですが、やや誇張しているような気もします。

私の朝食は基本的には卵かけごはんで、たまにロールパンやクロワッサンを食べていますが、この説によれば比較的良い朝食なのかもしれません。やはり腸の吸収が良い朝食に、しっかりと食べることが健康には良いような気がします。


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