ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

専業主婦推進派の老人のたわごと

2021-12-16 09:35:19 | その他
私はこのブログでも老人であることを書いていますが、来年の誕生日で後期高齢者となります。

老人になると古き良き日の考え方に固執するといわれていますが、私も例外ではなく私自身が過ごしてきた日時を思い出しています。

近年働き方改革とか女性の活躍する社会と言われていますが、私はタイトルのように専業主婦推進派だと思っています。基本的には社会に出て活躍することも、家で家事や育児に専念することも同じ価値あることだと思っています。

ですから専業主婦だけではなく専業主夫であってもかまわないわけです。私の現役時代はいわゆる高度経済成長期であり、長時間労働やサービス残業などが当たり前となっていました。たぶん現在の中壮年層には、まだこのころの名残があるのかもしれません。

このような働き方は異常であり、もっと効率の良い働き方を目指しています。しかし労働生産性は全く上がってこないのはなぜでしょうか。

この経済成長期のある意味酷い働き方が可能であったのは、家に帰ればしっかり家事をこなした安らぎの場所があったからだと考えています。

こういった専業主婦家庭が成り立つためには、一人の収入で家族を支えることができることが大前提です。現在の平均年収は400万円台で、ここ20年余り全く上がっていません。この金額で子供を含めた家族を養うことはかなり難しいといえます。

岸田首相は収益の「分配」を優先課題としていますが、どうも具体策があまり分からず実効を上げるためにどんな政策をするのでしょうか。この状況ではいくら私が専業主婦推進といっても、平均よりかなり多い収入がある一部の層にしか進みそうにありません。

どこかで読んだ記事ですが、女性のある程度の数の人が結婚したら専業主婦を希望するということが掲載されていましたが、現状ではその希望すらかなわないといえそうです。

私は男女で能力差があるとは思っておらず、若干男性が有利なのは無理が効く程度だと思っています。単に一つの家族の中で、子育てをしながら二人が働くことはかなり難しいと感じているにすぎません。

この状況が現在の少子化問題の大きな原因ではないかと思っています。昔テレビで少子化問題を取り上げた時、小さな町に有望な企業を誘致し、その後3人の子どもを持つ家庭が増えたことを放送していました。

私はこの町での専業主婦率を出してほしかったのですが、全く触れられていませんでした。老人のたわごととしては、専業主婦を増やすことが少子化問題の唯一の解決策ではないかと思っています。

その前に収入を増やす方策が必要ですが、これこそ政治の問題でしょう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿