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曖昧な感じもある「心不全」から身を守る方法

2023-01-11 10:55:56 | 健康・医療
れっきとした疾患である「心不全」ですが、具体的に心臓のどこが悪いかが曖昧な感じもしています。

特に死因を特定する場合、明らかに原因となる疾患が特定できない場合や、老衰のような状態でも心不全で片づけられているような気がします。

心不全は心臓がうまく働かなく状態と定義されており、生活習慣病があれば「リスクあり」となり、心臓病があれば心不全の「前段階」となっています。心不全の治療の中心は生活習慣の改善と薬物療法で、最近では新しい薬も登場し治療効果が期待されています。

心不全の治療はステージに応じて行い、発症前であれば予防を、すでに発症している場合は進行を抑え、急性心不全や急性憎悪を防ぐことが目的になります。

ステージA,Bはまだ心不全を発症していない段階で、この段階では高血圧などの危険因子や原因となる心臓病の治療を徹底して、心不全の発症予防に努めます。

ステージC以降はすでに心不全を発症している状態のため、急性心不全や急性憎悪を起こさせないための治療をし、心臓の働きを助ける治療も行われます。

心不全の始まりは高血圧や糖尿病などの生活習慣病だったというケースは多くみられるようですが、ほとんどの人はこういった病気が心不全の原因になることを分かっていません。

高血圧も糖尿病、慢性腎臓病もよほど悪化しない限り症状がないため、「自分は大丈夫」と思いがちで、いつの間にか食事や運動、薬の服用がおろそかになってしまいます。主な生活習慣病の治療のポイントは以下のようです。

まず高血圧は減塩と体重管理が重要で、やせると血圧は下がるので肥満がある人は減量が効果的です。また適度な運動も血圧を下げることに役立ちます。降圧剤を処方されている人はきちんと服用し、血圧が下がりにくい場合は睡眠時に無呼吸がないかどうかのチェックを行うと良いようです。

次に糖尿病は、食事療法と運動療法で血糖値をコントロールし、血糖値を下げる薬やインスリンを処方されたら正しく使います。また心不全の原因となる心筋梗塞や腎機能障害が合併症として起こりやすいため、定期的に検査を受ける必要があります。

慢性腎臓病のケースは、高血圧や糖尿病が原因になっている場合はまずその治療やコントロールが重要です。食事療法で塩分やタンパク質、水分などの摂取量を制限されている人はその指示を守ることが重要です。

最後に脂質異常症ですが、コレステロールや中性脂肪が増え過ぎると、動脈硬化を促して狭心症や心筋梗塞が起こりやすくなり心不全に繋がります。食事療法と運動療法を行い、必要なら薬も服用します。

その他肥満も挙げられていますが、各項目にあるように食事に気を付け、過剰に摂取しないことがすべての基本のような気がします。


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