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膵臓ガンとタバコの関係とは

2024-01-24 10:35:12 | 煙草
私は数年前からタバコを完全に加熱式タバコに替えてしまいました。

当初からアイコスを愛用していましたが、1年半ほど前にこれが新しいタイプのイルマに変わりました。加熱式タバコはタバコを吸うときのホルダーとそのポケット充電器がセットになっていますが、旧式ではこのホルダーが1年程度で不調になり新調していました。

これが新しいイルマに変わった時はメーカーの陰謀だと思っていましたが、実は本当に改良されていたのです。タバコも新しくなりましたが、吸い口だけではなくホルダー側にもフィルターが付き、タバコの葉とホルダーが全く接触しなくなりました。

これでホルダーの汚れが無くなり、掃除する必要がなくなりました。それ以外でも改良されたようで、もう1年半使っていますが、まだ何の問題も出ていません。

またタバコを簡単に買えるかも重要ですが、この新しいタバコはほとんどのコンビニやスーパーにありますので、問題はありませんでした。

このように私は50年以上喫煙を続けていますが、ここでは喫煙と膵臓ガンの話です。日本の部位別の予測ガン死亡数では、膵臓ガンは年間で男性1万9200人(8%)、女性1万9700人(12%)が亡くなっています。

また膵臓ガンは外科手術を含めた治療を開始してからの5年生存率が悪いが、やはり早期の発見治療が重要となります。膵臓ガンのリスクを高める要因には、慢性の膵炎や糖尿病、膵臓ガンに罹った遺伝的に近い血縁者の存在、そして肥満や喫煙、飲酒などがあります。

遺伝的要因も無視できませんが、膵臓ガンは発生率が子どもごとに異なり、環境要因も大きいと考えられています。膵臓ガンで最も強力なリスク要因が喫煙で、膵臓ガンに対する喫煙の影響は、世界の全症例の約25%と見積もられています。

国立がん研究センターが2019年に発表した論文によれば、全くタバコを吸わない人に比べ、膵臓ガンになる現在喫煙者のリスクは男性で1.59倍、女性で1.81倍となっています。喫煙量と喫煙年数にも、膵臓ガンの発症リスクと関係があることが分かったとしています。

ニコチンが加熱によって化学反応したり、体内で代謝される際に発生するニトロソアミン類(TSNA)が、膵臓の腺ガンの発生に関係していると考えられています。

このニトロソアミン類は、DNAに結合して遺伝子の突然変異の引き金になることが知られ、細胞分裂の促進を刺激する機能にも関与し、そのため膵臓ガンに罹るリスクを上げるようです。

以上のように、膵臓ガンの発症にタバコに含まれるニコチン、そしてニコチンから生じるニトロソアミン類が強く関係しているようです。私にとってはよく言われるタバコの害のひとつかもしれません。


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