きのうは、阪神淡路大震災の惨事から１１年。被災地のみならず、各地で追悼行事が開催され、
犠牲者に哀悼の祈りが捧げられました。
そんなデリケートな日に、衆院国土交通委員会で開かれた
耐震偽装事件に関するヒューザー・小嶋社長の証人喚問。
結果は既報のとおり、被害者・国民・国会を愚弄する内容だった。
さらにいうと、震災の犠牲者をも愚弄したといっていい。
だいたい、与党のワーキングチームはなにをやってたんでしょうか。
証人喚問の開催すら、二の足を踏んでましたしね。
案の定、事実解明はおろか、ロクな質問もできない始末。
かといって野党側も、政界ルートへの追求はある程度のニュース性はあったけど、
政局にしようとしてるニオイがした。
この問題は、与野党の政争の具にするんじゃなく、被害者救済を第一義にすべきですよね。
政党間の対立はないハズなんです。
うがった見方をすれば、証人喚問の前夜にライブドアへの強制捜査。
証人喚問のニュースから報道の矛先をそらそうとする、政治的意図が見え隠れします。
さらに追い打ちをかけるように、宮崎勤被告の最高裁判決の日。
偶然にしては、できすぎのようなカンジが…。
こんなお粗末な事件で、震災犠牲者追悼のニュースが、端に追いやられた格好。
きのうは、しずかに神戸に祈りを捧げる日にするべきじゃなかったでしょうか？
Pray for KOBE.