僕の私的サイト『 M's Factory 』に、「もったいない運動」についてのページがあるんですが、ここ2ヶ月くらい、ヒット数がかなりのびてます。
その原因は、ノーベル平和賞を受賞したケニアの副環境相、ワンガリ・マータイさんを迎えたシンポジウム「マータイさんと語る環境と平和」が、2月に新高輪プリンスホテルで開かれたことに起因してるみたいです。このシンポについて小泉首相もコメントしてたみたいですから、かなり注目度がかたかったようです。
僕と「もったいない運動」との出会いは、1993年~94年の2年間、日本 JC (青年会議所)の「もったいない運動」系の委員会に出向したことが、そのきっかけです。
日本 JC が提唱した「もったいない運動」は単なるケチケチ運動にならないように、「もったいない」という単語がもってる意味を以下のように定義づけました。
1.「ありがたい」という感謝の心
2.「畏れ多い」という謙虚な心
3.ひとやものを大切にする優しい心
この「もったいない」という言葉をキーワードに、環境問題・青少年開発・社会開発(まちづくり)・国際交流・エネルギー問題を推進していこうという運動で、1994年には、日本を含めた世界5カ国(マダガスカル・シンガポール・アメリカ・オランダ)でセミナーを開催しました。
前述のシンポで、マータイさんが、「訪日で、勤勉さ、忍耐力、『もったいない』という3つの美徳を学んだ。ケニアの運動に生かしたい。ありがとうジャパン」と、こうスピーチを結ぶと、会場は拍手に包まれたそうです。
10年前の僕らの運動が実を結んだかどうかはわかりませんが、これからも「もったいない運動」を地道につづけていきます。
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星野 直
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