安全性、必要性、採算性について、きのうからメディアが騒いでます。
そんな議論は専門家にまかせるとして、僕は神戸らしさを失わないでほしいと願うばかりです。
神戸には、仕事で年2~3回訪れるだけで、住んだこともありません。
だから僕は、神戸(人)にとっては、よそ者であり、ヴィジターなんですが、
僕は神戸っていう街がなんとなく好きなんです。
日本にはめずらしく、都市美みたいなものを感じます。
神戸には、他の都市にはないユニークな点がたくさんあります。
まずは、誕生の歴史。
日本の都市(県庁所在地など)のほとんどは、戦国時代あたりの城下町か門前町の子孫ですが、
神戸(それに横浜と札幌)は、幕末もしくは維新前後に誕生した街。
だから、西洋文化を素直に受け入れられた。
おそらくこのことが遠因で、プライスよりもクオリティを重視する市民性ができあがったんでしょう。
六甲山もいいですね。
日本の山っていうのは、仏法の修験の場だったり、神道による神秘性などが付随してるもんですが、
六甲山はめずらしくアッケラカンとしてる。
恋人がデートしたり、老夫婦が散歩したり、子どもが遊んだり
と、山ってより公園にちかいかもしれません。
神戸人もいいですね。
数人の友人がいますが、そのだれもが排他性や外連味などなく、
まるで海軍のオフィサーみたいに、自然なスマートネスが身についています。
こんな神戸(人)感は、よそ者の勝手な妄想だってネイティヴ神戸人にいわれそうですが、
こういう感想は独りよがりなほど罪がないんです。
たとえば、九州人はお酒がつよくて男尊女卑だとか、東北のひとは無口で我慢強いとか、大阪人はギャグのセンスにあふれてて阪神ファンだとか…
あたってても、ちがってても、そこはヴィジターの気楽さということで勘弁してください。
くどくどと書いてきましたけど、あの神戸の人びとがマリンエアをなどという、
およそ神戸人の感性に合わないものを望んでいたとは思えません。
おそらく、心中穏やかでないひとが多いんじゃないでしょうか。
あの震災にも負けなかった神戸ですんで、
神戸らしさが失われるなんていう杞憂は、骨折り損かもしれませんし、
そう願っています。
なんかとりとめのないグチみたいになったんで、このコラムおわります(尻切れトンボ)。
来月、神戸を訪れます。
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