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Strange Days

2009-03-19 22:16:50 | デジタル・インターネット
Taihoいきなり言い訳がましいけど、いま僕は酔っている。
長唄のお師匠さんと焼酎をガブ飲みした後、
家に帰ってシングルモルトを飲みながら、このブログを書いている。
だから、きょうのエントリーはツジツマが合わないかもしれない。


「名古屋 闇サイト」裁判の結審について、納得できないのは僕だけじゃないだろう。
でも法律家の間では、今回の判決は一歩踏み込んだものであり、
従来の法曹界の常識では妥当以上のものだという。
ド素人の僕は、とうてい承服できない。


今回は、幸いにも?、犯人の精神鑑定はおこなわれなかった。
被告の3人ともマトモな状態で犯罪を遂行した。
なのにだ。
そもそも Web 上で共犯を募った被告が無期懲役になり、死刑を免れた。


この種の事件がおこるたびに、
犯人の精神鑑定、犯人の生い立ちや性癖、犯罪遂行時の精神状態だとかが重要視され、
徹底的な捜査や検証がおこなわれることに、僕はずっと疑念を感じている。


僕はこう思う。
「殺人」なんて行為は、現代社会においては、常軌を逸した非人間的な感性の持ち主しか実行に移せない。
「殺人」を犯すこと自体が精神異常であり、マトモな思考活動が不可能なひとであるとしか思えない。
つまり、殺人犯の精神が異常なのは当たり前で、
むしろ、殺人行為のとき、精神的にマトモ(冷静)だったというほうが、恐ろしさを感じる。


今回の犯人たちは、もっとヒドい。
これっぽっちも反省していない。


そして、被害者の母子は普通の -普通というよりかなり善良な- 市民で、
何の落ち度もなかった。
言わば、僕らの家の隣に住んでる母子だ。
なのに娘さんはあたら若い命を奪われ、しかもさらに陵辱され、
残されたお母さんは、一生背負わなければいけない十字架を架せられた。


先進国の多くの国に死刑制度はない。
わが国は、死刑の次の刑が無期懲役だ。
無期懲役はけっして終身刑じゃない。
バランスが悪すぎる。


司法も行政も、前例主義じゃなく、人間の尊厳に軸足を置いてジャッジしてほしい。
法治国家の根本は、規則原理主義じゃ絶対うまくいかない。


   悲しいけれど
   僕にはわからない
   今、君の目の前で
   何かが変わりはじめている
   奇妙な時代、奇妙な日々
   Strange Days


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