八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

5月20日(自力でコツコツとひた向きに)

2015年05月20日 15時02分31秒 | リハビリ・ADL
歩けるようになることは大目標なのだけど、倒れた当初と今では考えかたもずいぶん変わった。
このブログに書いたように、昔は我武者羅にも歩いてみせるという考えだった。
それが今は、熟した果実が自然に落果するように、
リハビリして行く中で歩けるようになれば嫌でも自然と歩くさ、というふうに変わった。

歩けないくらい体幹マヒ(注)しているのに無理に歩くことは、
結局マヒのひずみや苦労を単に付添に転化しているだけなんだよね。
私は二人三脚リハビリの美名のもとに、お銀の背骨を変形させてしまった。
娘にもお銀の二の舞をさせるようでは、父親としてあまりにエゴ過ぎる。

しかし我武者羅にやってきた5~10年間があるから、今があるのだろうとは思う。
もし将来も歩けないまま一生を終えるようになったとしても、それはそれで良し、満足だ。
何が何でも歩くという生き方より、目標に向かって自力でコツコツとひた向きに生きて行く。
10年20年で治る病気じゃあるまいし、自分もまわりもハッピーになる生きかたで行くべー

 注:あくまでも私の経験だけど、歩く時の足の過重感は=α×β×γになる。
   腕の過重感(α)、体幹の過重感(β)、足の過重感(γ)、立つと過重感は下方へと伝播して行く。
   17年前の私の感じでは、α=β=γ=1.5くらいだった。
   当時の歩行練習時には、1.5×1.5×1.5=3.375(鉄筋コンクリでできた足)くらいに感じた。
   強気で言うと、今はα=1.2、歩行時の足の過重感=1.2の3乗=1.728くらいだと思う。
   想像だけどα=1.1で、歩行時の足の過重感=1.1の3乗=1.331くらいなると、多分歩けるのでは・・。
コメント (2)
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