八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

7月8日(単身赴任父親の自宅放火に思う)

2015年07月08日 14時22分22秒 | 日常
単身赴任中の父親(40)が自宅に放火した原因は、奥さんの見送りがなかったことがキッカケだったとか。
激して理性を失ってしまったのだろうけど、なんという愚かなことをしたものだ。
奥さんの見送り云々は言訳にもならないけど、
私も彼と同じ40歳から7年間単身赴任経験があるから、彼の気持ちが斟酌できないではない。
彼はほぼ毎週帰っていたというし、子だくさんだし、家族を思う気持ちもそれだけ強く深かったのだろう。

単身赴任で自宅に帰る時は、スキップしてルンルン飛び跳ねたいくらい嬉しいもんなんだよね。
その反対に戻る時は、生木を裂かれるような思いに耐えながら戻って行くんだよね。
まして戻るのが夕方や真っ暗くなってからでは、人間だって動物だものより一層寂しさがつのる。
だから夜中に大分を車で出発する時の彼の気持ちは、何分の1か私には分かるような気がする。

あまりにもやるせなく、悲しすぎる出来事だ。
亡くなったお子さんがたのご冥福を祈るとともに、
奥さん、残されたお子さんがたのこれからに、少しでも幸多からんことを祈りたい。

 追記(7/9):彼は職場の問題でも悩んでいたとのこと、やっぱりなあ
      40歳で大尉(1尉)だからかなりの出世、ストレスも相当大きかったのだろう。
      爆発した根っこには職場の悩みがあって、自宅に帰るのはひとときの安らぎだったと思う。
      『オレは地獄の職場に戻るっていうのに、お前は見送りもしないのか!!!』と、逆上・爆発したのだろう。
      私なんかは足元にも及ばないくらい、彼は真面目で実直すぎたのかも。
      ちょっと適当なところがないと、ストレスの解消は案外難しいのかもね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする