7.大宝寺のマリヤ地蔵
奈良井宿の真ん中あたりまで来たところに
天生10年 領主の奈良井義高が自らの菩提寺として創建したという大宝寺があります。
境内にマリア地蔵尊が祀られているというので入っていきました。
山門をくぐり右手に進んでいくと首のないマリア地蔵が小さな祠のなかに座っていました。
説明分が書かれていました。
「 この石像は、昭和7年(1932)の夏に、
地元の人が藪のなかになかば埋もれているところを掘り出したと伝える。
抱かれる児が手にもつ蓮華の先が十字状になっているところから、
隠れキリシタンが観音像をよそおってひそかにまつったものではないかと言われている。」とあります。
隠れキリシタンは木曽の山奥にも潜んでいたんですね。