2014年11月4日 火曜日 三連休明け 朝12℃冷え込む、最高温度20℃
休み明けの夜。
帰路、空の高いところに月。雲が湧きたち、月はその裏にかくれる。
月はまだ六分目。金曜が十五夜。
島に戻る。
電気・ガス代を払うと一万円ちょっと。たばこ・ノリ・筆ペン。補充用として買う。
小屋に戻ると着替え、AMラジオをつける。
音量やチューニングがうまくいかないラジカセ。秋葉原のバッタ屋で十数年前買った安物。カセットはプレイを押しても動かない。そうなってから長い。
TBS「セッション22」。
辺りに散乱した紙ゴミ類、ノリとはさみで貼り込む。
缶ビールには寒くなったが、一缶呑むうち酔う。
いつもぐずぐずしてるうちに疲れ、お風呂に入る気がうせる。今夜は身軽なほうの心境。入浴できた。
帰り道に買ったほっけの開き。なかなか火が通らず時間掛かる。じっくり焼く。
その分、身が縮まって固めの仕上がり。さばやさんまより焼くあんばいが難しい。
煮物。
里いも・いんげん・にんじん・れんこん・たけのこ・大根・玉ねぎ・枝豆を炒める。ダシしょうゆ・さとう・みりんを入れぐつぐつ。干ししいたけ・奮発して買った乾昆布をはさみで切り、入れて味付け。
0時を回って、冷えた残りご飯と共に夕食。豆腐は明日に回す。
一度消灯。ネコのように眼がぎらぎらして眠れず。
夜更かしはカラダに良くない、と書かれた「生き方本」を夏以降たまにめくっていたが、懲りない。
暗闇でミニラジオから流れる爆笑問題の番組を聞く。
眠ったかどうか、覚醒との境界をうろつく。ラジオ番組の中にこちらから侵入し、脳に侵入され。明け方は分かった。6時過ぎ、寺ちゃんの声が聞こえた。
2014年11月5日 水曜日 今朝も12℃
アラームを消し、ラジオをつけ、しばらく横になったまま。だるくしんどい。夜更かしと酒を後悔。15分後起き上がる。
まぶたが腫れてる。目薬を射す。
やかんで湯を沸かし緑茶をすする。外はくもり、温度低い。冬の予感。
貼り込んだ残りの紙ゴミ類を袋に入れ、ゴミ袋を締める。さかなのにおい。
左肩が張り、首が回らない。少しストレッチする。
ラジオ「グッモニ」。ぼーっと聞きつつ緑茶を飲み、昨夜貼ったスクラップをめくる。まだ醸造に達していない。どのページも。
朝風呂でからだをぬくめ、着替えて外に。白い幕がかぶせられたカドの家。また一軒、古い家がなくなった。
ぽっかりと空いた空間。
都心に向かう電車。途中乗り換えると、時期尚早の暖房。熱い。電気のムダ。
文庫本「カスバの男」をめくる。mp3をボタンでチェンジしていくが定まらず。
レッドクレイヨラ、スロッビンググリッスル、トーキングヘッズ、ニューオーダー、ユーリズミックス、YMO。
仕事場に向かう途道の川辺。止まり木。鳥が風の中に立つ。
仕事場。
寒気・関節痛がするという後輩が来た。昨日朝、家に帰るのを勧めた翌日。彼の顔はもう紅くない。
三連休に食べた生カキにあたったらしい。風邪ではないと言う。
彼のせいではなく、こちらは昨日朝からノドに異物感がある。
大したことはないが、薄手の掛け布団一枚じゃ足りない時期かも。
昼、煮物のお弁当。一日唯一の一時間弱テレビ時間。
出演する伊藤聡子さん。この数週間、急に気になり出した盲点。
前には意識に無かった。熱病発症、対処薬無し。
きれいな白い肌、鮮やかな赤い服装がよく似合う。
急に美しさを発見し、うつむき加減の表情にはっとする。
語る内容の一切は聞こえず、ただ動く姿を眺めるだけ。話したりうなづいたり笑ったり、そのほうが静止した写真よりはるかに美しい。
透明な佇まいと嫌味のない上品さ、いつまでも眺めていたい気持ちになる。
高橋幸宏 1983年作品「薔薇色の明日(Tomorrow's Just Another Day)」より
B面 曲目:
1・偶然(Coincidence) 詞:幸宏、ピーター・バラカン/曲:幸宏
2・この地球という島(This Island Earth) 詞・曲:ブライアン・フェリー
3・Are You Receiving Me ? 詞:幸宏、ピーター・バラカン/曲:幸宏
4・Good Time 詞:幸宏、ピーター・バラカン/曲:幸宏
5・The April Fools 詞:ハル・デヴィッド/曲:バート・バカラック
ゲストミュージシャン:
細野晴臣、坂本龍一、ビル・ネルソン、白井良明、大村憲司、沢村満、矢口博康、近藤達郎、ピーター・バラカン、ピエール・バルー、藤井丈司