こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

Buggles  「I Love You  (Miss Robot)」'79年

2009-12-26 01:07:31 | 想い出かたちんば
自分が、洋楽を聴こうと思ったのが中学1年生。
1979年4月のこと。
「いつまでも、国内に目を向けていてはいけない。兄(6つ上)みたいに、よくわからんが、オトナの領域に入っていかねば。」という単純な背伸びであった。

当時、まず手始めに始めたのが、当時、高かった「ラジカセ」を買ったところから始まった。
元々、自分の母親は1日中「FMラジオ」を掛けっぱなしにしていたから、70年代のヒット曲は、ミュージシャン名はわからないが、好きな曲はたくさんあったのだが・・・。

次には、わかりやすさから、土曜の午後にFM東京でやっていた「ポップス・ベスト10」を聴くことだった。
好きになった曲もあり・まだその良さが解からない曲もあり・・・・という状態だったが。

さらに、その次に行ったのが、FM雑誌を買ってFM番組をチェックすることだった。
初めておこづかいで買ったのが、レット・ツェッペリンの「インスルー・ジ・アウト・ドア」のジャケットが表紙に入った「FMfan」だった。



そんな中、’79年のヒット曲で大好きになったのが、バグルスの「ラジオ・スターの悲劇」というシングルだった。
これは、数年後の「MTV」の全盛をまるで予感した内容で、「VIDEOがラジオ・スターを殺す」というもので、聴覚のみに頼っていた音楽業界が、視覚的なものに移ろって行くのを先取りしていた。

そのバグルスの中心人物が、トレヴァー・ホーンだった。

***

その後、クロスオーバー・イレブンを聴くことになり、中学3年生の深夜(といっても23:00過ぎだが)、部屋で、高校に行くための勉強をしながら、エア・チェックしている中、かかったのが、この「I Love You  (Miss Robot)」という曲だった。
「ラジオ・スターの悲劇」で切れていたバグルスとの再会。
えらく気に入って、この曲をエア・チェックしたテープをよく聴いていた。


【Buggles  「I Love You  (Miss Robot)」】

エレクトロニクスの音、ヴォコーダーの声、女性のバック・コーラス・・・
とても冷徹で、ニュー・ウェイヴの音で、気に行っていた。

***

まさか、この後、トレヴァー・ホーンが、’83年12月にZTTレーベルを立ち上げ、「アート・オブ・ノイズ」「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」「プロパガンダ」を世に送り込み、音楽世界を席巻することになるとは思ってもいなかった。

トレヴァー・ホーンは、その裏方的な容姿から、表に顔を出すのを嫌っていたようだが、この「I Love You  (Miss Robot)」の入ったアルバム「The Age Of Plastic」のジャケットは、エフェクトされてはいるが、彼の顔がイラスト化されたものだった。
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