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見た目で皮の違いが、一番よくわかるのは、この二つの画像の違いでしょうね。
これは、かなり極端な違いの二つの例です。
上は、古い二胡です。
今はこの皮を使うというのは本当に安い価格の物でしょうね。
この皮はの特徴は鱗の形が縦長の四角、つまりダイヤ型、これはおなかのあたりの皮です。
要するによく伸びるところです、伸びるのは、鱗と鱗の間です。
この辺りは、とても伸縮性に富んでいて、大変よく振動はするのですが、
耐久力という点で考えた時に、最初の張り込みの時にどのくらい、引っ張ったかというのが問題になるでしょう。
引っ張り方が、足りないと、後々、割とすぐ伸びてきて、高い音は出にくくなってきます。
まあ、第一ポジションだけ使う中国民謡などでしたら問題はないのでしょうが、
今皆さんが弾いている、ポップスやクラシックは曲にっては、皆さんが納得する音色にはならないかもしれません。
でも、新しいうちは問題ないとは思います。
要するに長い間使っていると、
張り方次第では、相当早く、全音が出るというのはなくなっていくということです。
ですから音楽家が、長い間弾き込んで、良い音を作っていく言うことでは、安定して安心して弾いていけないし、
音が育つまで弾けるかどうかも分かりにくいのです。
ですからいろいろな二胡の皮の話の中にこの形の皮は良くないと書いてあるのではないでしょうか。
書いている人たちがプロの演奏家ですからの。
確かにたくさんの二胡を見せてもらった中には、この形の蛇皮を使っているものが、2、3年使っているうちに全音がです。
何となく音がこもってきてしまったものなどもたくさんありましたが。
稀には、この形の鱗の蛇皮でも、相当長く15年くらい、良い音をさせている楽器もありました。
但し、本当にまれなのです、それも天然の蛇でしたし、例えにはならないでしょう。
さて次の画像は、
これは誰が見てもというより、
一般的に一番良い二胡の蛇皮という代表例のようなものです。
大きな鱗ですし、いかにも見ためも立派です。
音も大きく鳴ります。
しかし問題があるとすれば、鱗が大きい分、年数を経ている蛇ですから、皮が厚い。
もし、ですよ,,もし皆さんが、プロ並みの時間をかけてこの皮を弾いたら、
とても良い音になるでしょ追うね。それだけ皮も厚いです。
育つのに時間がかかいrます。
脱力がしっかりできていない人ですと、一瞬音が遅れて出てくるような感じもあります。
確かに良い皮です、良いというのは、鱗の大きさではなく、このように四角に近い皮
は、縦横の伸びがほとんど変わらず。
後々育った時にもゆがみにくいのではあります。
楽器全体として育っていく楽しみというのがあります。
育て買いのある皮とも言えます。
後は木との相性でしょうね。
そして皆さんが思っている以上に蛇皮には違いがあります。
硬くて強い皮、柔らかいけれど、強い皮、
弾力はいまいちだけれど、しっかりとした音が出る皮。
脱皮したばかりの物、脱皮する寸前の物、
厚い皮をそのまま使ったもの、厚い皮をそいで薄くしたもの、
などなど、出来上がった木部に、どの湯な響きを作るかを考えてこれらを選択し。
二胡として良いものに育てる。
名人という人はそれができる人なのでしょう・
ですから、結論として、
見た目で蛇皮の良さというのを分かる人はほとんどいないと思います。
むしろ弾いてみることこそ、二胡の皮の良し悪しを判断できるでしょう。
また、多胎絵見てわかる人もいますし、皮のあちこちを押してみて判断する人もいるようです。
然し、見た目で明るというのはとても難しいことです。
皮が強くて、立派な見栄えであったとしても、胴との相性というのはありますし。
プロになれば、自分との相性というのも出てくるでしょう。
上手な人は弾いてみて気に入ったものを選ぶことができます。
ただ日本には、それだけ選んで弾けるという場が なかなかないですね。
だからこそ、信頼できるお店、あるいは先生頼りになるのでしょう。
とにかくいろいろ弾いて試してみてください。