二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
超軽量で大好評の光舜堂の新作ダブルケースですが、
最近それ以上に注目を浴びているのがシングルケースです。
この『光舜堂オリジナル超軽量二胡ケース』シリーズ、
目下、新発売品の2把用ダブルが目立っておりますが、
皆が皆さん二胡を2把持ち歩く訳ではなく、
「アラいいわね、それで1把用のが在ればいいのに」
「実はあるのよ!」
なんて会話がダブル周りで繰り広げられていると妄想します。
シングルケースのお問い合わせが集中しているのです。
現在、定番色の『モス・グリーン』は再入荷しております。
一方、不定の準定番色『パティーナ・グレー』は、欠品中です。
グレーの発注をかける予定は暫くありませんので、
注目度は一際高いですが、再入荷は当分の間は無いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ところで光舜堂はお客様から様々な贈り物をよく戴きます。
昨年は山形県在住のお客様が美しい果物を山ほど贈って下さり、
その鮮やかな赤がとても綺麗で、それに触発されて
『チェリー・レッド』で限定カラーのシングルケースを作り、
おかげさまで早々に完売いたしました。
今週は何と、別のお客様から箱いっぱいの枝豆が届きました。
家庭菜園の域を超えた、立派で鮮やかな美しいグリーンに、
生地さえあれば限定カラー『エダマメ・グリーン』
の二胡ケースを出したいところでしたが、
残念ながらメーカーさんに枝豆色の生地は在りませんでした(笑)
(Hさん、ありがとうございました!)
さて話は変わって、
この日、A先生が古い黒檀の二胡を連れてきました。
手放そうとしているお知り合いの方の代理のご来店で、
その方が、売りに出すに当たってメンテナンスをしておきたい、
というご依頼でした。
しかし皆さん、中古二胡市場の現実をご存知ですか?
かつて光舜堂では『紹介中古二胡』という制度を
ほぼボランティアのような形でやっていましたが、
その時のような価格設定での取引は、通常ではあり得ません。
( 当時は光舜堂も今ほど忙しくなかったので可能でしたが、
もうこの手間のかかる制度は復活出来ません )
所有者さん達はご自分が購入した時の金額を忘れられず、
また、長い間の愛着もあったりして高額取引を期待しますが、
殆どの中古二胡は業者に買い取ってもらいたかったら
せいぜい数千円。高くて1万円が良いところです。
本来なら、ヴァイオリンなどのように、
古い楽器ほど良い音色に育って来て値打ちが上がりそうですが、
些細な不調でも買い替えを迫る商売をして来た二胡界には、
古い楽器が良い物だという認識が無いのです。
ですから自分でネットオークションに出した方がまだマシですが、
画像を撮って載せたり手間がかかりますよね。
それでも期待した額にはならないでしょう。
A先生が預かって来た二胡も、持主さんの想いの表れか、
ケースの中に購入当時の領収書が入っていましたが、
正直言って、残念ですがその紙は何も効力を成しません。
ひどい音なので鳴るように手を入れてから手放したい、
という持ち主さんだそうですが、
「うーん、、、北京式8角形の金属軸かぁ!」と店主。
「これに手を入れても買い手はほぼいないし、
売れてもその修理費用にもならないよ? ネットでも厳しいでしょう」
というのが店主の査定。
「依頼主に伝えますね」とA先生はそのまま持ち帰りました。
かつて、光舜堂はお客様から預かった古い二胡を
災害チャリティーという形で高額で販売した事がありますが、
それを可能にしたのは、
品物が小葉紫檀の超高級二胡だった事、
持ち主さんが無償で提供した事、
光舜堂が一番高価な蛇皮を提供して店主が張替えた事、
店主の技術を尽くして限りなく西野二胡に近い性能に改造した事、
などがあったからです。
持ち主さんが全く欲を出さなかったからこそ店主が賛同して出来た、
チャリティーならではのプロジェクトでした。
常々店主は、日本各地の押入れや物置に眠っているであろう
不用品になってしまった二胡達に想いを馳せ、
「いつか、そういう二胡を救出する事が出来ないかなぁ」
と夢みたいな事を言っています。
しかし、それを光舜堂で実現するには、店主が大富豪になって、
どこまでもボランティアでやらねば現実として不可能です。
店主が手をかけずに二胡を横流しする事はあり得ませんから
(他の人ならそういうアコギな事をやるかも知りませんが、)
店主は とことん二胡を良い状態、最上の品質に作り変えるでしょう。
そんな誠実な事をしてたら光舜堂では商売として成り立たない夢事業は
ワタクシの目が黒いうちは断固阻止します!(笑)
どんなに高級品を買っても、それくらい中古二胡市場はシビアです。。。
もうすぐ夏のボーナスシーズン、
この時期、二胡を買おうとご計画中の方々もいらっしゃるでしょう。
皆さんも新しい二胡を買う時は、使わなくなる胡のそんな運命も
アタマの片隅に覚えていて下さいね。
今週も近くからも遠く(海外!)からも、
ご来店の皆様ありがとうございました。
超軽量で大好評の光舜堂の新作ダブルケースですが、
最近それ以上に注目を浴びているのがシングルケースです。
この『光舜堂オリジナル超軽量二胡ケース』シリーズ、
目下、新発売品の2把用ダブルが目立っておりますが、
皆が皆さん二胡を2把持ち歩く訳ではなく、
「アラいいわね、それで1把用のが在ればいいのに」
「実はあるのよ!」
なんて会話がダブル周りで繰り広げられていると妄想します。
シングルケースのお問い合わせが集中しているのです。
現在、定番色の『モス・グリーン』は再入荷しております。
一方、不定の準定番色『パティーナ・グレー』は、欠品中です。
グレーの発注をかける予定は暫くありませんので、
注目度は一際高いですが、再入荷は当分の間は無いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ところで光舜堂はお客様から様々な贈り物をよく戴きます。
昨年は山形県在住のお客様が美しい果物を山ほど贈って下さり、
その鮮やかな赤がとても綺麗で、それに触発されて
『チェリー・レッド』で限定カラーのシングルケースを作り、
おかげさまで早々に完売いたしました。
今週は何と、別のお客様から箱いっぱいの枝豆が届きました。
家庭菜園の域を超えた、立派で鮮やかな美しいグリーンに、
生地さえあれば限定カラー『エダマメ・グリーン』
の二胡ケースを出したいところでしたが、
残念ながらメーカーさんに枝豆色の生地は在りませんでした(笑)
(Hさん、ありがとうございました!)
さて話は変わって、
この日、A先生が古い黒檀の二胡を連れてきました。
手放そうとしているお知り合いの方の代理のご来店で、
その方が、売りに出すに当たってメンテナンスをしておきたい、
というご依頼でした。
しかし皆さん、中古二胡市場の現実をご存知ですか?
かつて光舜堂では『紹介中古二胡』という制度を
ほぼボランティアのような形でやっていましたが、
その時のような価格設定での取引は、通常ではあり得ません。
( 当時は光舜堂も今ほど忙しくなかったので可能でしたが、
もうこの手間のかかる制度は復活出来ません )
所有者さん達はご自分が購入した時の金額を忘れられず、
また、長い間の愛着もあったりして高額取引を期待しますが、
殆どの中古二胡は業者に買い取ってもらいたかったら
せいぜい数千円。高くて1万円が良いところです。
本来なら、ヴァイオリンなどのように、
古い楽器ほど良い音色に育って来て値打ちが上がりそうですが、
些細な不調でも買い替えを迫る商売をして来た二胡界には、
古い楽器が良い物だという認識が無いのです。
ですから自分でネットオークションに出した方がまだマシですが、
画像を撮って載せたり手間がかかりますよね。
それでも期待した額にはならないでしょう。
A先生が預かって来た二胡も、持主さんの想いの表れか、
ケースの中に購入当時の領収書が入っていましたが、
正直言って、残念ですがその紙は何も効力を成しません。
ひどい音なので鳴るように手を入れてから手放したい、
という持ち主さんだそうですが、
「うーん、、、北京式8角形の金属軸かぁ!」と店主。
「これに手を入れても買い手はほぼいないし、
売れてもその修理費用にもならないよ? ネットでも厳しいでしょう」
というのが店主の査定。
「依頼主に伝えますね」とA先生はそのまま持ち帰りました。
かつて、光舜堂はお客様から預かった古い二胡を
災害チャリティーという形で高額で販売した事がありますが、
それを可能にしたのは、
品物が小葉紫檀の超高級二胡だった事、
持ち主さんが無償で提供した事、
光舜堂が一番高価な蛇皮を提供して店主が張替えた事、
店主の技術を尽くして限りなく西野二胡に近い性能に改造した事、
などがあったからです。
持ち主さんが全く欲を出さなかったからこそ店主が賛同して出来た、
チャリティーならではのプロジェクトでした。
常々店主は、日本各地の押入れや物置に眠っているであろう
不用品になってしまった二胡達に想いを馳せ、
「いつか、そういう二胡を救出する事が出来ないかなぁ」
と夢みたいな事を言っています。
しかし、それを光舜堂で実現するには、店主が大富豪になって、
どこまでもボランティアでやらねば現実として不可能です。
店主が手をかけずに二胡を横流しする事はあり得ませんから
(他の人ならそういうアコギな事をやるかも知りませんが、)
店主は とことん二胡を良い状態、最上の品質に作り変えるでしょう。
そんな誠実な事をしてたら光舜堂では商売として成り立たない夢事業は
ワタクシの目が黒いうちは断固阻止します!(笑)
どんなに高級品を買っても、それくらい中古二胡市場はシビアです。。。
もうすぐ夏のボーナスシーズン、
この時期、二胡を買おうとご計画中の方々もいらっしゃるでしょう。
皆さんも新しい二胡を買う時は、使わなくなる胡のそんな運命も
アタマの片隅に覚えていて下さいね。
今週も近くからも遠く(海外!)からも、
ご来店の皆様ありがとうございました。