二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡は日本に定着したのだろうか?その7。

2013-01-23 09:37:12 | ■工房便り 総合 
全ての楽器の宿命でもありますが、人様に聴かせるというくらいのレベルになるのに相当な年月がかかります。

ピアノでも、バイオリンでも三味線でも、やはり子供のころから、10年以上は練習しないと一人前になれないのかもしれません。

二胡はまだ子供のころからならっという人はそう多くはいませんね、今現在プロ活動をしていらっしゃる方の中では数人だと思います。

今現在小学校、中学校くらいの方で二胡を習い始めた方というのはかなりいらっしゃると思いますが、その方達がプロとしてデヴュ―されるのにはまだ少し掛かるのでしょう。

でも、いまから10年ぐらい前に比べれば相当人数も多いのだと思います。

二胡のレッスンの事を私はとやかく言えません。

それほど私が上手いわけではありませんので。

ただ言えるのは日本にこれから日本人の演奏家が沢山出てこないと日本に二胡は定着したとは言い切れないのかとも思うのです。

今までは中国人の先生が二胡の教室の殆どでした。

多分90%位が中国人の先生でしょう。

これはいたし方ないですね。そもそもが中国から入ってきた楽器ですから。

しかし最近では、日本人の二胡奏者の方々の活躍も目立ちます。

教室をやる方も増えて来ています。

その方達の地道な努力のおかげで、何の違和感も無く日本人に皆さん習っている方達も多いのです。

確かに、ホントに凄いことですが、外国に行って、その国の楽器でも無い物を地道に拡げてきた今の中国人の方々の努力というのは大変な物があると思うのです。

以前に、モントリオールで、日本の木工技術を教えるという仕事がありました、それは短期でしたし通訳も付いて結構至れり尽くせりという感じではあったのですが、今後私自身がモントリールに居付いてその仕事をつづけるかというとそれは出来ませんでした。やっていたら今頃はニューヨーク辺りで個展が開けたかなとも考えますが、二胡には出会えなかったかもしれませんね。

その方達の努力もあって、譜面も出版されるようになり、こうやって5万人に近い二胡愛好家が育ってきたのも事実です。

ただここは、日本なのです。

商売一つにしても、日本のやり方と彼国のやり方とは相当違いますね。

この事は皆さん今までの彼国の商売の仕方が今世界中から批判を浴びているということもご理解しているとは思います。

一番の問題は、二胡を習うという時に、二胡そのものの楽器としての扱いや生産の事が日本人に良く解らない状態なのです。

中国に行って二胡を買うこともできるような時代にはなりました。

中国からの通販で二胡を販売している会社もあります。

またいろいろな商社が二胡を販売もし、修理なども多少はするようにはなったようです。

いまから10年前には、二胡の名人作などというのはとても手に入らなかったのが、通販されているようにもなりました。

日本の市場が大きくなってきたからだと思います。

後は、日本の二胡愛好家たちがしっかりした、二胡に対する知識というのを身に付けさせすれば、今起きているような楽器の不具合や、不具合のあるものが何の問題も無い物として販売されるようなことも無くなるはずなのです。

多分今は過渡期なのかもしれません。

今までは二胡の愛好家は、単に先生からこれはあなたの物ですよと言って渡されたものを弾くだけの時代でしたが、こうやって中国の二胡の工場や商社が直接販売しに来るような時代にもなったのです。

それらの皆さんの手元に来る楽器が、どの程度の物なのかというのは、皆さん自身で判断出来るようになってきた時代でもあると思うのです。





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