今回、新しく?作りだした二胡は、簡単に言うと、皮が張ってあるところまで木が振動すると言うことです。
今までの二胡の構造にも、勿論同じような部分というのは有りました。
皆さんご存知の、皮の端に巻いてあるプラスティックの入る溝です。
これはどういうわけか、皮を切ったところの保護の役目のように考えられていました。
皮の保護だけなら、色々な方法が有ったはずなのです。
現実に、昔の物には、このプラステイックの溝も当然ながらプラスティックも入ってはいませんでした。
この溝があることで、皮が張ってあるところも全部振動板の役目を果たします。
皮が鳴るだけではなく、皮の下の木も鳴るのです。
そのおかげで皮より重たい木が、重低音を響かせます。
また、その部分が薄くもなりますから、高音も十分に拾い出します。
これは、今までの二胡にも構造としては有ったのですが、単なるプラスティックを入れる溝程度の考えきり無かったようです。
このバフリングの考え方が、いつのころから、二胡に取り入れられたのか、解りません。
私の持っている、戦前の物にはありません。
多分1950年代の後半になって、二胡を中国の国策として、民族楽器にしようと言うところあたりから始まったのではないでしょうか。
国中の楽器製作者を集めて良い楽器作りをするということだったようですから。
その時に、今の調弦、DAも決まったようです。
これは、いうまでもなく、バイオリンの四本の弦の内真ん中の2本ですね。
楽器の長さと、弦の兼ね合いから決まったのだとは思いますが、多分二胡を完成度を上げて民族楽器にしようとした時に、同じ弦楽器としては完成度の高いバイオリンというのは、相当に参考にしたのではないでしょうか。
その時に、もしバイオリンが何故あんなに良くなるかという事を研究したとしたら、このバフリングというのは、重要だと考えたはずなのですが。
どうでしょう???
勿論二胡の場合、皮の保護という役目も果たします。
もしかしたら、この皮の保護ということが目的で作られた溝だったのかもしれません。
故なら、楽器一台一台この部分はかなり溝の深さも幅も精度もバラつきがあるのです。
というか、二胡の他の部分の制作精度に比べると、随分下手な物が多いのです。
とても、バイオリンなどのバフリング、(1,7ミリの溝を手で曲線なりに深さ1,2mmで手で彫って行くのはかなりの制度ですから)の精度とは比較になりません。
二胡も、工房物以外は殆ど精度という感じに出来ていないのです。
名人と言われる方の、二胡はこの部分がとても精巧に出来上がっています。
多分バイオリンの構造で一番大切なのはこの、バフリングの所ではないかとも考えられます。
一発勝負で、補修のきかないところでもあります。
二胡も同じです。
普通二胡は木工部分は家具屋さんが作ります。二胡のプロというのは、皮張職人なのです。
ただ最後にこの皮を金鋸で、このバフリングを一緒に作るように切って行きます。
ここに、一つの技術が有るのは間違いありません。
このバフリングがあることでバイオリンは、表板全体が振動するのです。
皆さんお持ちの二胡にもこの溝は入っていますが、埋められているのがプラスティックだと言うことです。
本来は、木の種類によってこの埋める物の種類を変えなければいけません。
そうでないと、かえって雑音の原因ともなります。
この部分の雑音があると言うのに気がついてから、今度の、ニュータイプが出来上がりました。
胴を構成する木の種類によって、この埋める木を変えて行くという事と、その溝の深さも幅も替えなければいけないのです。
これはもう量産では絶対出来ない事です。
何回か試した上で、一台一台の胴に適正な溝と、材料を選ばなければいけないからです。
今までの二胡は勿論、期せずしてかどうか、ちゃんとこのバフリングの要素が入っています。
では何故西野二胡が比較にならないほど、いままでの楽器より鳴るか、(、そんなに自身があるのかと言われてしまうかもしれませんが、これはもう弾きに来てもらうより仕方ないですね)というのは、幾つかの総合と言えます。
まず第一に、このバフリングの部分の木の本体の厚みが違います。
今までの物より薄くなっているのです。
薄い分、良く振動します。
その薄くなった所に埋め込む材料の違い。
今まではプラスティックでした、皮を保護するという点では、これで問題は無いのですが、ご存知のように、プラスティックはそれほど硬くは有りません。
ですから、強度としてはありませんから、それほど深く溝を付けると言うのは出来なかったのです。
今回は胴それぞれの材料に合わせた物を埋め込みます。
そこに工夫が有ると言えばあります。
今までの二胡の構造にも、勿論同じような部分というのは有りました。
皆さんご存知の、皮の端に巻いてあるプラスティックの入る溝です。
これはどういうわけか、皮を切ったところの保護の役目のように考えられていました。
皮の保護だけなら、色々な方法が有ったはずなのです。
現実に、昔の物には、このプラステイックの溝も当然ながらプラスティックも入ってはいませんでした。
この溝があることで、皮が張ってあるところも全部振動板の役目を果たします。
皮が鳴るだけではなく、皮の下の木も鳴るのです。
そのおかげで皮より重たい木が、重低音を響かせます。
また、その部分が薄くもなりますから、高音も十分に拾い出します。
これは、今までの二胡にも構造としては有ったのですが、単なるプラスティックを入れる溝程度の考えきり無かったようです。
このバフリングの考え方が、いつのころから、二胡に取り入れられたのか、解りません。
私の持っている、戦前の物にはありません。
多分1950年代の後半になって、二胡を中国の国策として、民族楽器にしようと言うところあたりから始まったのではないでしょうか。
国中の楽器製作者を集めて良い楽器作りをするということだったようですから。
その時に、今の調弦、DAも決まったようです。
これは、いうまでもなく、バイオリンの四本の弦の内真ん中の2本ですね。
楽器の長さと、弦の兼ね合いから決まったのだとは思いますが、多分二胡を完成度を上げて民族楽器にしようとした時に、同じ弦楽器としては完成度の高いバイオリンというのは、相当に参考にしたのではないでしょうか。
その時に、もしバイオリンが何故あんなに良くなるかという事を研究したとしたら、このバフリングというのは、重要だと考えたはずなのですが。
どうでしょう???
勿論二胡の場合、皮の保護という役目も果たします。
もしかしたら、この皮の保護ということが目的で作られた溝だったのかもしれません。
故なら、楽器一台一台この部分はかなり溝の深さも幅も精度もバラつきがあるのです。
というか、二胡の他の部分の制作精度に比べると、随分下手な物が多いのです。
とても、バイオリンなどのバフリング、(1,7ミリの溝を手で曲線なりに深さ1,2mmで手で彫って行くのはかなりの制度ですから)の精度とは比較になりません。
二胡も、工房物以外は殆ど精度という感じに出来ていないのです。
名人と言われる方の、二胡はこの部分がとても精巧に出来上がっています。
多分バイオリンの構造で一番大切なのはこの、バフリングの所ではないかとも考えられます。
一発勝負で、補修のきかないところでもあります。
二胡も同じです。
普通二胡は木工部分は家具屋さんが作ります。二胡のプロというのは、皮張職人なのです。
ただ最後にこの皮を金鋸で、このバフリングを一緒に作るように切って行きます。
ここに、一つの技術が有るのは間違いありません。
このバフリングがあることでバイオリンは、表板全体が振動するのです。
皆さんお持ちの二胡にもこの溝は入っていますが、埋められているのがプラスティックだと言うことです。
本来は、木の種類によってこの埋める物の種類を変えなければいけません。
そうでないと、かえって雑音の原因ともなります。
この部分の雑音があると言うのに気がついてから、今度の、ニュータイプが出来上がりました。
胴を構成する木の種類によって、この埋める木を変えて行くという事と、その溝の深さも幅も替えなければいけないのです。
これはもう量産では絶対出来ない事です。
何回か試した上で、一台一台の胴に適正な溝と、材料を選ばなければいけないからです。
今までの二胡は勿論、期せずしてかどうか、ちゃんとこのバフリングの要素が入っています。
では何故西野二胡が比較にならないほど、いままでの楽器より鳴るか、(、そんなに自身があるのかと言われてしまうかもしれませんが、これはもう弾きに来てもらうより仕方ないですね)というのは、幾つかの総合と言えます。
まず第一に、このバフリングの部分の木の本体の厚みが違います。
今までの物より薄くなっているのです。
薄い分、良く振動します。
その薄くなった所に埋め込む材料の違い。
今まではプラスティックでした、皮を保護するという点では、これで問題は無いのですが、ご存知のように、プラスティックはそれほど硬くは有りません。
ですから、強度としてはありませんから、それほど深く溝を付けると言うのは出来なかったのです。
今回は胴それぞれの材料に合わせた物を埋め込みます。
そこに工夫が有ると言えばあります。
今まではあまりにも、中国からの情報が不足していましたし、販売側の思惑だけでの情報を半信半疑で聞くだけでしたから。
正確な情報を伝えたいと考えています。
私のこの構造に関する、考えと、説明は、これから二こを作利たいと思う人に役立ってもらえれば良いのではないですか。
かと言って、私もまだまだ、これからですから。