二胡の弓を作る工程を少し書きます。
弓は竹と、馬毛で成り立っています。
あとは細かな部品としての、弓魚(これがなかなかに曲者)と、スクリュー、
そして持ち手の部分の、チューブでしょう。
まず、なんといっても、竹ですね。
これは、竹ですね、
竹にも良し悪しがあります。
冬場に切る竹は、成長が止まっている時期でもあり、
後々の狂いというのが少ないのです。
木も、伐採時期は冬場にかぎります。
北海道の北見の山奥での、冬場の木の伐採に立ち会ったことがあります。
零下15度、直径60センチ70センチのクルミの木を倒して、枝払いして、
作った道を下すのは、迫力満点です。
と話が、それてしまいましたが、どんな植物も冬場になると、水の吸い上げが止まり、休眠状態という感じになるのだそうです。
その時に切った竹は、後々動きにくいのだそうです。
この竹青いですね。
これを、よく乾燥させて弓に使うのですが。
その乾燥の方法。
竹は油分がとても多いです。ですから生きている竹はしなやかに曲がります。
良く雪が積もると、地面につきそうなほど曲がった竹を見ますね。
あれほどまがります。
その油分を抜くとても堅い繊維質の束が出来上がります。
煤竹といって、農家の囲炉裏の上などにかけて100年も乾かすと、
それこそ、武器の弓など作ったり、あるいは、釣り竿など作る材料にしたり、
音楽で行くと笛を作ったりするのに最適な材料になるという事です。
しかし、100年は待てません。
そこで、人工的に乾燥します。
之は晒竹といって、竹を、建築や造園などに使う時の基本的な技です。
化成ソーダの3%溶液で、煮込む。
煮込むといっても、温度で言うと、カニ目くらいですかね。
3,4時間にて、そのあと水洗いします。
これは、危険ですから真似しないでください!
それから、日にさらして一月ほど乾かすと、適度に乾燥した良い状態になるようです。
最近、割りばしが竹に代わってきているのをご存知ですか?
かなり茶色く、こげ茶。
これ持ってみるととても弾力がなくなっています。
これは人工乾燥でも、かなり高温120度くらいの温度で、乾燥させるのだそうです。
ここまで硬くなると、弓には使えませんね。
それから気を付けなければいけないことは、
中国製のものにはまれにあるのですが、良く乾いていない竹は、虫に食われます。
湿度の高い、押し入れなどに、ケースごと二胡をしまっておくと、
竹がボロボロになっていたり、弓毛がボロボロになっていたりします。
また、蛇皮も白いカビが生えていたりします、
良く日に乾かした竹を長さをそろえて切り、
先端の穴をあけ、それから手元の、弓魚がはいる溝を掘り。
熱をかけながら、先端や手元を曲げます。
竹や木は曲げる時に、円の内側を知事めるように曲げます。
円の外側を伸ばすように曲げると、竹も木も断裂します、
ですから、竹を押すようにして曲げていきます。
こうやって、二胡の弓の竹は作られるのですが、
なんといっても、自然のものですから、竹はそれぞれ硬さも曲がり具合も、ちがいます。
細い竹は曲がりやすく太い竹は曲がりにくいです。
細い竹は手元のところで7・2ミリくらい太いもので、9ミリ近くあります。
割と、細い竹を好む方が多いですが、細くて強靭な竹というのは少なく。
細い分曲がりやすく、ついつい手に力が入っているのは、ご存知ですか?
曲がりやすいので先端にまで力がきれいに伝わらないからです。
かといって太ければ固く、撓りもないです。
そのあたりが自然のままの竹でよい弓を作ることの限界かもしれません。
和弓の様に竹を張り合わせたりあるいは、木を組み合わせたりすると、
もしかしたら、二胡の弓として最適な素材ができるのではないかと、この4,5年取り組んではいますが、
今その前に、さらに良い?というか皆さんのお役に立ちそうな弓試作しつつあります。
弓は竹と、馬毛で成り立っています。
あとは細かな部品としての、弓魚(これがなかなかに曲者)と、スクリュー、
そして持ち手の部分の、チューブでしょう。
まず、なんといっても、竹ですね。
これは、竹ですね、
竹にも良し悪しがあります。
冬場に切る竹は、成長が止まっている時期でもあり、
後々の狂いというのが少ないのです。
木も、伐採時期は冬場にかぎります。
北海道の北見の山奥での、冬場の木の伐採に立ち会ったことがあります。
零下15度、直径60センチ70センチのクルミの木を倒して、枝払いして、
作った道を下すのは、迫力満点です。
と話が、それてしまいましたが、どんな植物も冬場になると、水の吸い上げが止まり、休眠状態という感じになるのだそうです。
その時に切った竹は、後々動きにくいのだそうです。
この竹青いですね。
これを、よく乾燥させて弓に使うのですが。
その乾燥の方法。
竹は油分がとても多いです。ですから生きている竹はしなやかに曲がります。
良く雪が積もると、地面につきそうなほど曲がった竹を見ますね。
あれほどまがります。
その油分を抜くとても堅い繊維質の束が出来上がります。
煤竹といって、農家の囲炉裏の上などにかけて100年も乾かすと、
それこそ、武器の弓など作ったり、あるいは、釣り竿など作る材料にしたり、
音楽で行くと笛を作ったりするのに最適な材料になるという事です。
しかし、100年は待てません。
そこで、人工的に乾燥します。
之は晒竹といって、竹を、建築や造園などに使う時の基本的な技です。
化成ソーダの3%溶液で、煮込む。
煮込むといっても、温度で言うと、カニ目くらいですかね。
3,4時間にて、そのあと水洗いします。
これは、危険ですから真似しないでください!
それから、日にさらして一月ほど乾かすと、適度に乾燥した良い状態になるようです。
最近、割りばしが竹に代わってきているのをご存知ですか?
かなり茶色く、こげ茶。
これ持ってみるととても弾力がなくなっています。
これは人工乾燥でも、かなり高温120度くらいの温度で、乾燥させるのだそうです。
ここまで硬くなると、弓には使えませんね。
それから気を付けなければいけないことは、
中国製のものにはまれにあるのですが、良く乾いていない竹は、虫に食われます。
湿度の高い、押し入れなどに、ケースごと二胡をしまっておくと、
竹がボロボロになっていたり、弓毛がボロボロになっていたりします。
また、蛇皮も白いカビが生えていたりします、
良く日に乾かした竹を長さをそろえて切り、
先端の穴をあけ、それから手元の、弓魚がはいる溝を掘り。
熱をかけながら、先端や手元を曲げます。
竹や木は曲げる時に、円の内側を知事めるように曲げます。
円の外側を伸ばすように曲げると、竹も木も断裂します、
ですから、竹を押すようにして曲げていきます。
こうやって、二胡の弓の竹は作られるのですが、
なんといっても、自然のものですから、竹はそれぞれ硬さも曲がり具合も、ちがいます。
細い竹は曲がりやすく太い竹は曲がりにくいです。
細い竹は手元のところで7・2ミリくらい太いもので、9ミリ近くあります。
割と、細い竹を好む方が多いですが、細くて強靭な竹というのは少なく。
細い分曲がりやすく、ついつい手に力が入っているのは、ご存知ですか?
曲がりやすいので先端にまで力がきれいに伝わらないからです。
かといって太ければ固く、撓りもないです。
そのあたりが自然のままの竹でよい弓を作ることの限界かもしれません。
和弓の様に竹を張り合わせたりあるいは、木を組み合わせたりすると、
もしかしたら、二胡の弓として最適な素材ができるのではないかと、この4,5年取り組んではいますが、
今その前に、さらに良い?というか皆さんのお役に立ちそうな弓試作しつつあります。