二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

持つな、握るな、二胡の弓

2016-12-08 09:58:58 | ■工房便り 総合 
なんかの標語みたいですね!!

腕の脱力というのは、しばしばいわれることですが、

手、掌、

これも同じく脱力なのです。

先日、工房の若手のスタッフ、が、手鋸で、ベニヤ板を切っていました。

まあ、下手くそ、(私は言っても良いのです)

何しをまっすぐに切れない。

あんな簡単なことが何故と??

そこできずいたのですが、

はぁxxxxxxxっぁぁ!

これは手に力が入り過ぎ、

そうです掌に力を入れて握ってしまうと、鋸はまっすぐ動きません。

要するに力を入れると筋肉は固まりますから、

鋸の場合前後あるいは女ゆげに動かそうと思っても、ぎくしゃくして、鋸刃に無駄な力が入ってしまいます。

鋸は、あれだけまっすぐに、作ってあるのですから。

指先で握るくらいでもまっすぐに挽けるのです。

そこで彼に言いました。

「持つな、握るな」

「西野さん、待たないと鋸が落ちてしまいます」

これは二胡の弓も皆さんそう思っているかもしれません。

ではこれから実験です。

皆さんテーブルの上に、ひじから先、前腕を乗せて下さい。



よく見て下さい。

掌開いていますか。

もし掌が開いているとしたら、それは、掌を開こうと力を入れているのです。

掌の力を抜いてください。

それでは今度は、同じくテーブルの上に、前腕を置いて、

今度は手の平を立ててみて下さい。

立てる落ちうのは手のひらが、右手だとすれば、左の方へ向くようにすることです。

小指側はテーブルについています。

親指が上になりますね。


ごつい手ですみません、、、、

これ何かの形に似ていませんか。

そうですね、この力を抜いた状態で、掌を立てると、そのままで二胡の弓をホールドする形になります。

このまま、二胡の弓を、その右手偽ティングしてみて下さい。

人の手のひらは、脱力しても、何かを掌の中にホールドできるのです。

むしろ掌を開くことの方が、力が必要なのです。

これで、掌に二胡の弓をセティングしても弓は落ちませんね。

掌のを力を抜いても弓は落ちないのです。

このまま、二胡弾いてみて下さい。

勿論腕も脱力してです。

良い音でしょ!

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