ニ胡のメンテナンス（保存版）

かれこれ二胡を作り始めてから、６年ほど経ちました。

光舜堂を始めてからでも１０００台を越えるニ胡を見てきました。

傷ついた二胡、壊れた二胡、鳴りにくい二胡、ガタツキのある二胡、雑音のある二胡、皮の傷んだ二胡、或いは皮がもう破けてしまった二胡。

等々、保存状態にもよって或いはメンテナンスの状態にもよって皆さんの楽器は、様々な症状を引き起こします。

最近は、本や、ＣＤ、或いはネットなどでも、楽器屋さんや、マニアックな演奏家、或いは更にマニアックな二胡愛好家が自分の手周りの楽器のみ試したことで、メンテナンスはこのようにした方が良いということが書かれています。

しかし、二胡を健全に鳴らすと言うことを主眼に置いた、物が出ていないどころか、何を根拠にこのように書くのかというのがはっきりしないものも多いのです。

昔から二胡はこのように扱って来て、調整もこのようにしてきたであろうと言うだけです。

あらゆる状態の二胡に対して、検証してきてはいないのです。

ですので、私自身自分の楽器或いはお客様からお預かりした楽器其々の特性の違いによって、調整が違うのだと言うことを書こうと思います。

また皆さんがご自身でも確かめられるような、書き方をしてみようと思います。

☆　楽器としての二胡の扱い方。

☆　調整

☆　修理

このような順番で書いて行こうと思います。

出来たらプリントアウトしてでも良いですし、ＵＳＢ等でも良いです、記録に残しておくと何かの役に立つと思います。