このところ、皮について書いて来ました。
今手元に縞黒檀の二胡の木の部分が出来上がっていました。
縞黒檀の二胡を作るというより、むしろ皮の実験をしたのです。
基本的には皮の削り方の問題です。
或いは皮の張り方の問題と言っても良いと思います。
縞黒檀は、日本でふつうに黒檀と言った時に出てくる材料です。
と言うのはスリランカの真黒と言う黒檀が特殊で、それ以外は多かれ少なかれ縞状になっているからです。
音はもちろん皆さんの知っている黒檀の音です。
木を削ったばかりでは、黒と茶色の縞に見えますが、1,2年すると、縞目も見えないほど真っ黒になってきますから、慣れないと真黒と縞黒檀の区別はつきにくいのです。
と、それは置いて置いて、今回の皮の加工は、バイオリンの表板の加工が基本となっています。
バイオリンの、表板、あれは一番厚い処で、3,5ミリ、薄い処で2,4ミリあるのです。
基本的には、F字孔のあたりが一番厚く周辺部が薄くなっています。
音を受ける駒のあたりがしっかりとしていて、周辺部で響かせるということなのです。
現状の二胡の蛇皮の加工は、全部均一になっているはずです。
均一になっていてくれたら幸いなのですが、一枚一枚これは中国でも手で削っていますから。これが、二胡を作る人の技術の差になって来ることも多いのです。
今回私が試したのは、このバイオリンの削り方を真似してみたのです。
真ん中が厚く、周辺部に言って薄くなるという方法です。
真ん中が、1,8ミリ周辺部で1ミリと言う感じになります。
その為には十分に厚い、尻尾の部分以外にはこれは加工できません。
この部分は鱗は小さいです、尻尾は胴の部分より細いですから、しかし一番良く動くところですから、皮もしっかりしています。
ですから良い二胡にはこの部分を使います。普通5年ぐらいの蛇を使いますが、今出回っている大きい鱗のものは、ホントに良い処は流石にこの尻尾のところはそれほど大きくは無いのです。
単に全体に9歳位の大きくなった蛇を使うので、大きく見えるだけですが、これは弾力と言う点では、歳を取った分問題もあるのです。
人も年を取ると、弾力なくなりますものね。
と、このような加工を試みた結果、良いことずくめです。
先ず音の立ち上がりが早い、そして、ジョージガオさんの人工皮の二胡並みの高音の出。
木の音色が十分に出る、音色が良いという感じになり、弾いていてとても気持ちの良い二胡です。
何より内弦の、重低音が強調されて、音の幅と表現力が上がります。
これは皆さん是非試してみて下さい。
中国製の二胡でも、皮さえ張り替えればこれは可能です。
一度試弾きに来てみて下さい。
今回のこの皮の加工、これで本当に自信作と言うことが言えると思います。
演奏のしやすさと、鳴りの良さと音色を引き出す力とを併せ持つのはこれ以外の方法は無いと思います。
400年のバイオリン作りの成果を戴いた感じです。
そしてさらに良い事には??良いかどうかは分かりませんが、
この縞黒檀に関して言うと、私の場合、バリサンダーなどと同じくらいの材料費で入手できるのです。
たまたま。その上良い事に縞黒檀は日本には沢山有ります。
皆さんの家にも、縞黒檀の床柱などあるかもしれませんね、建て替えの時にいらなくなったら、お分け下さい。
格安で西野が本業の建築デザインをいたします。(二胡の為なら)
多分中国の良い黒檀などと同じくらいの販売価格が設定できそうです。
光舜堂の場合、販売価格は材料費が基準となっていますから。
今手元に縞黒檀の二胡の木の部分が出来上がっていました。
縞黒檀の二胡を作るというより、むしろ皮の実験をしたのです。
基本的には皮の削り方の問題です。
或いは皮の張り方の問題と言っても良いと思います。
縞黒檀は、日本でふつうに黒檀と言った時に出てくる材料です。
と言うのはスリランカの真黒と言う黒檀が特殊で、それ以外は多かれ少なかれ縞状になっているからです。
音はもちろん皆さんの知っている黒檀の音です。
木を削ったばかりでは、黒と茶色の縞に見えますが、1,2年すると、縞目も見えないほど真っ黒になってきますから、慣れないと真黒と縞黒檀の区別はつきにくいのです。
と、それは置いて置いて、今回の皮の加工は、バイオリンの表板の加工が基本となっています。
バイオリンの、表板、あれは一番厚い処で、3,5ミリ、薄い処で2,4ミリあるのです。
基本的には、F字孔のあたりが一番厚く周辺部が薄くなっています。
音を受ける駒のあたりがしっかりとしていて、周辺部で響かせるということなのです。
現状の二胡の蛇皮の加工は、全部均一になっているはずです。
均一になっていてくれたら幸いなのですが、一枚一枚これは中国でも手で削っていますから。これが、二胡を作る人の技術の差になって来ることも多いのです。
今回私が試したのは、このバイオリンの削り方を真似してみたのです。
真ん中が厚く、周辺部に言って薄くなるという方法です。
真ん中が、1,8ミリ周辺部で1ミリと言う感じになります。
その為には十分に厚い、尻尾の部分以外にはこれは加工できません。
この部分は鱗は小さいです、尻尾は胴の部分より細いですから、しかし一番良く動くところですから、皮もしっかりしています。
ですから良い二胡にはこの部分を使います。普通5年ぐらいの蛇を使いますが、今出回っている大きい鱗のものは、ホントに良い処は流石にこの尻尾のところはそれほど大きくは無いのです。
単に全体に9歳位の大きくなった蛇を使うので、大きく見えるだけですが、これは弾力と言う点では、歳を取った分問題もあるのです。
人も年を取ると、弾力なくなりますものね。
と、このような加工を試みた結果、良いことずくめです。
先ず音の立ち上がりが早い、そして、ジョージガオさんの人工皮の二胡並みの高音の出。
木の音色が十分に出る、音色が良いという感じになり、弾いていてとても気持ちの良い二胡です。
何より内弦の、重低音が強調されて、音の幅と表現力が上がります。
これは皆さん是非試してみて下さい。
中国製の二胡でも、皮さえ張り替えればこれは可能です。
一度試弾きに来てみて下さい。
今回のこの皮の加工、これで本当に自信作と言うことが言えると思います。
演奏のしやすさと、鳴りの良さと音色を引き出す力とを併せ持つのはこれ以外の方法は無いと思います。
400年のバイオリン作りの成果を戴いた感じです。
そしてさらに良い事には??良いかどうかは分かりませんが、
この縞黒檀に関して言うと、私の場合、バリサンダーなどと同じくらいの材料費で入手できるのです。
たまたま。その上良い事に縞黒檀は日本には沢山有ります。
皆さんの家にも、縞黒檀の床柱などあるかもしれませんね、建て替えの時にいらなくなったら、お分け下さい。
格安で西野が本業の建築デザインをいたします。(二胡の為なら)
多分中国の良い黒檀などと同じくらいの販売価格が設定できそうです。
光舜堂の場合、販売価格は材料費が基準となっていますから。
以前バフリングを胴に施し、とんでもなくよくなるようになりましたが、その時にもうこれ以上は無いだろうと発言しました。
jimmy酸を始め周りの人達は、いやいや、そんな訳無い更に何かあるよと言っていました。
ワタクシ的にはもう二胡の進化これ以上は無いだろうと、思っていましたが、ありましたね。
皮までいきました、多分たぶんこれ以上は無いでしょう。
これ以上があったら、二胡の世界でとびぬけてしまいます。
今回の工夫はいるんなところに使われてることに近いのですが、二胡に応用した発想と技術に敬意を表します!
ミドモはそこまできたら、皮の周辺部には適度な弾力を残し、その他は適度に硬化(ガチガチではなく)させたら更に突き抜けると踏んでます(笑
やり方は今回は秘密です。
もうこんなことまでやるのかと人格的に疑われます、
やっていないのは原発、原爆作りだけです。
これは、二胡作りとしてはやってはならないことだと思っています。(笑)
まーでも、いくらいろんなことをやっても人格を疑われることはないと思いますけど。所詮楽器としての研究が遅れているのですから、なにやっても平気ですよ。保守的な人にはできないことです。
薬品、物理的な圧迫、ただ、蛇皮自体が、縦に中心が厚く取ってあるので、周辺部に向かって、徐々に硬化させるというのが難しいですね、
後は、均一になるような、薄い物を裏張りするかです。
タダそうすると二胡の皮独特の振動と言うのが無くなります。
ですから、打撃系の物には良いのですが、、擦弦形だと
イマイチ横振動に対応しないようなのです。
これは今後の課題でしょう。
今回のもある程度は、中心部近辺から、ちょ系で50ミリぐらいは硬化させてますが、その効果がどの程度なのかは、一枚一枚違っています。100枚ぐらいつぶさないと効果のほどは分かりませんね、その金額をこれ以上かけられないのが現状です。これ以上無駄金(ほぉさん曰く)研究費掛けるより少しはほぉさんに美味しいもの食べさせてあげる方が(ワインも)二胡の世界の為にはなりませんかね?
残念なのは西野さんの後を追いかける人が見あたらないということですね。
ほぉさんに美味しい食事をしていただくことは極めて重要です。光舜堂の明日を考えればなくてはならないことです。しかし、それが=二胡界のためといわれるとどーかなー(笑
人工皮と言うのも有りますがね、これなら、多少実験出来ますね。