【 骨董品の世界 (じみ)
2012-06-30 02:04:38
うっちーの仰ることは全く持ってその通りですね。しかし一方で陶器や絵画のように贋作がまかり通る特殊な世界もあります。贋作をつかまされてもそれは見抜けなかったやつの負けというのが普通の世界。贋作を売った方が訴えられることは殆んど無いですね。二胡みたいな楽器というものはどちらかというとそういう世界なのかも… 】
【 骨董品じゃな~い (うっち~)
2012-06-30 02:23:18
二胡は骨董品じゃないよ。じみさんや僕が住んでる製造業の世界の製品です。しかも現在製造している製品。
ニセのフェアレディーつかまされて、見抜けなかったやつの負けじゃあないでしょ?
日本で、西野二胡の偽物作って、西野二胡ですって売ったら、どーなる? これはれっきとした刑事事件です。
まあ、ギターのように、ビンテージ物が取引されるようになると、骨董品と同じ世界に行くのかもしれないけど。 】
(上記『日本の二胡の現状について、うっちーに怒られた。』への、うっちー と Jimmyさんのコメントより転載)
なんだか自分のブログではない感じになって来ましたね、(大笑)
でも、こういうのは大いにありではないですか。
皆さんも御自分の意見書きこんで下さい。
さて、二胡の価値、価格です。
現状、史上最高額の二胡は、いくらだと思いますか?
最高額私の知っている限りで、260万円だそうです。
中国で、20万元というのがあったそうです。売れなかったみたいですが。
でも中国で、10万元くらいのは実際に取引もされていると、ある楽器屋さんは言っていましたが、?????私は確認は出来ていません。
確認できているのは、5万元(65万円)くらいのものはプロ用に売られているという話は聞きます。
ネットなどで確認できるのは、3万元(39万円)ぐらいでしょうか。
日本で売られた二胡の最高額で私が知っているのは、120万円です。(可愛くない数字ですね。)
ある先生が販売したとのことです。購入された人からの話です。
そしてある教室では平均50万円を越えるそうです。(平均ですよ)
私のお付き合いのある、上海のある若手の貿易商の給料は、月に100万円ぐらいだと自分で言っていました。??(上海では普通にいるとのことです)そんな時代になったのですね。
中国のインフレは止まることが無いのでしょうか。
その人が、私と取引をするようになって、それまで二胡など触ったことが無いのに、二胡に興味を持って、二胡を購入したそうです。
楽器屋さんに行って、一番高い二胡と言って購入して、28000元(364000円)だったそうです。
お父さんにもプレゼントして、二人で練習しているそうです。
私も中国二胡界に貢献しました。(笑)
二胡は楽器ですから、どの金額が正当というのは無いのではないでしょうか。
作った人が、これはいくらですと値段を付け、それが売れれば正当な金額であったということでしょう。
しかし、購入した人が、それをさらに転売し、3倍ぐらいに値段を付け売ったとして、それが売れたとしたら、それはもう、楽器ではないのではないでしょうか?
以前にも、書きましたが、ストラデバリウスとその他のバイオリンの聴き比べというのがありますが、あれにしても、弾き手にもよりますし、同じストラデバリウスにしても、今はもう誰も演奏していない物もあります。
それにしても普通の人が聞けば、ほとんどわからないというのが本当でしょう。
弾き手との相性も有るでしょうし、だからこそプロは楽器を厳しく選ぶのでしょうし。
私自身、工芸と、美術(端っこに居るだけですが)の世界で生きてきました。
そこで思うのは、美術や、工芸、或いは楽器が、なんだかとんでもない金額で売買されるというのは、これはもう、正常ではない、いわゆる実業の世界ではないということです。米であれあずきであれ、その人達にとっては、商品は何でも良いのではないでしょうか。
これは、金融の世界なのです。日本の江戸時代の大阪商人が始めた米相場が、世界の金融取引の最初と言われますが、こんなことは、とても不名誉なことだというのが私の見解です。
人は手に汗して働くべきだというのが、私の意見ですから。
人のコントロールできない、架空の金融という経済活動が、もう終末に来ているというのは皆さん肌で感じているはずです。
私の大好きな二胡の世界にこんなことは持ち込んで欲しくないですね。
先日仲間内で話していて、「西野が死んだら、西野の作った二胡とんでもなく高い値段になるんじゃない、だから一本買おう」というのがいました。
そうかもしれません、もう手に入らないから、高額になるというのは、これはもう楽器ではないですね。
むしろ誰か、二胡作りたい人が、購入して分解して、研究してくれた方が、よっぽど気持ち良いです。
もしかしたら、その事によって、西野二胡の偽物が出てくるというのもあるかもしれません。
生きているうちは大歓迎です、真似出来るものなら真似してみろという感じです。
同じ金額では絶対に採算が合うようには出来ないと思っていますから。
私ぐらいな材料の入手ルートと、生産設備と、木工技術が無ければ、採算は取れないでしょう。(私でさえ絶対取れないのですから)
でも、ほぉさんに言ってあります、「万一ほぉさんより私が死んでその時に楽器が残っていたら、今まで通りの金額で売って下さい」と。(でも、ちょっと考えられない、ウチはとんでもなく長生きの家系ですから、憎まれっ子、、、です)
そしたら、ほぉさんが「いえ、西野さんと一緒に全部燃やします」
2012-06-30 02:04:38
うっちーの仰ることは全く持ってその通りですね。しかし一方で陶器や絵画のように贋作がまかり通る特殊な世界もあります。贋作をつかまされてもそれは見抜けなかったやつの負けというのが普通の世界。贋作を売った方が訴えられることは殆んど無いですね。二胡みたいな楽器というものはどちらかというとそういう世界なのかも… 】
【 骨董品じゃな~い (うっち~)
2012-06-30 02:23:18
二胡は骨董品じゃないよ。じみさんや僕が住んでる製造業の世界の製品です。しかも現在製造している製品。
ニセのフェアレディーつかまされて、見抜けなかったやつの負けじゃあないでしょ?
日本で、西野二胡の偽物作って、西野二胡ですって売ったら、どーなる? これはれっきとした刑事事件です。
まあ、ギターのように、ビンテージ物が取引されるようになると、骨董品と同じ世界に行くのかもしれないけど。 】
(上記『日本の二胡の現状について、うっちーに怒られた。』への、うっちー と Jimmyさんのコメントより転載)
なんだか自分のブログではない感じになって来ましたね、(大笑)
でも、こういうのは大いにありではないですか。
皆さんも御自分の意見書きこんで下さい。
さて、二胡の価値、価格です。
現状、史上最高額の二胡は、いくらだと思いますか?
最高額私の知っている限りで、260万円だそうです。
中国で、20万元というのがあったそうです。売れなかったみたいですが。
でも中国で、10万元くらいのは実際に取引もされていると、ある楽器屋さんは言っていましたが、?????私は確認は出来ていません。
確認できているのは、5万元(65万円)くらいのものはプロ用に売られているという話は聞きます。
ネットなどで確認できるのは、3万元(39万円)ぐらいでしょうか。
日本で売られた二胡の最高額で私が知っているのは、120万円です。(可愛くない数字ですね。)
ある先生が販売したとのことです。購入された人からの話です。
そしてある教室では平均50万円を越えるそうです。(平均ですよ)
私のお付き合いのある、上海のある若手の貿易商の給料は、月に100万円ぐらいだと自分で言っていました。??(上海では普通にいるとのことです)そんな時代になったのですね。
中国のインフレは止まることが無いのでしょうか。
その人が、私と取引をするようになって、それまで二胡など触ったことが無いのに、二胡に興味を持って、二胡を購入したそうです。
楽器屋さんに行って、一番高い二胡と言って購入して、28000元(364000円)だったそうです。
お父さんにもプレゼントして、二人で練習しているそうです。
私も中国二胡界に貢献しました。(笑)
二胡は楽器ですから、どの金額が正当というのは無いのではないでしょうか。
作った人が、これはいくらですと値段を付け、それが売れれば正当な金額であったということでしょう。
しかし、購入した人が、それをさらに転売し、3倍ぐらいに値段を付け売ったとして、それが売れたとしたら、それはもう、楽器ではないのではないでしょうか?
以前にも、書きましたが、ストラデバリウスとその他のバイオリンの聴き比べというのがありますが、あれにしても、弾き手にもよりますし、同じストラデバリウスにしても、今はもう誰も演奏していない物もあります。
それにしても普通の人が聞けば、ほとんどわからないというのが本当でしょう。
弾き手との相性も有るでしょうし、だからこそプロは楽器を厳しく選ぶのでしょうし。
私自身、工芸と、美術(端っこに居るだけですが)の世界で生きてきました。
そこで思うのは、美術や、工芸、或いは楽器が、なんだかとんでもない金額で売買されるというのは、これはもう、正常ではない、いわゆる実業の世界ではないということです。米であれあずきであれ、その人達にとっては、商品は何でも良いのではないでしょうか。
これは、金融の世界なのです。日本の江戸時代の大阪商人が始めた米相場が、世界の金融取引の最初と言われますが、こんなことは、とても不名誉なことだというのが私の見解です。
人は手に汗して働くべきだというのが、私の意見ですから。
人のコントロールできない、架空の金融という経済活動が、もう終末に来ているというのは皆さん肌で感じているはずです。
私の大好きな二胡の世界にこんなことは持ち込んで欲しくないですね。
先日仲間内で話していて、「西野が死んだら、西野の作った二胡とんでもなく高い値段になるんじゃない、だから一本買おう」というのがいました。
そうかもしれません、もう手に入らないから、高額になるというのは、これはもう楽器ではないですね。
むしろ誰か、二胡作りたい人が、購入して分解して、研究してくれた方が、よっぽど気持ち良いです。
もしかしたら、その事によって、西野二胡の偽物が出てくるというのもあるかもしれません。
生きているうちは大歓迎です、真似出来るものなら真似してみろという感じです。
同じ金額では絶対に採算が合うようには出来ないと思っていますから。
私ぐらいな材料の入手ルートと、生産設備と、木工技術が無ければ、採算は取れないでしょう。(私でさえ絶対取れないのですから)
でも、ほぉさんに言ってあります、「万一ほぉさんより私が死んでその時に楽器が残っていたら、今まで通りの金額で売って下さい」と。(でも、ちょっと考えられない、ウチはとんでもなく長生きの家系ですから、憎まれっ子、、、です)
そしたら、ほぉさんが「いえ、西野さんと一緒に全部燃やします」
面倒ーですもん!
ですから欲しい人は、西野の生前に光舜堂においでくださいまし。