二胡工房 光舜堂

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固太りの木

2016-03-09 09:11:52 | ■工房便り 総合 
木には、赤身とシラタと言う部分があります。

赤身というのは、木の真ん中あたりです、言ってみれば筋肉に当たる所です。

シラタと言うのは、木の皮のすぐ下にあって、木を外から守っている、脂肪という事も言えます。

針葉樹のシラタと言うのは比較的使われます。

多少赤身より柔らかいぐらいで、色が違うくらいの感じです。

広葉樹のシラタは、ほとんど使れるということが少ないです。

しかし希に、このシラタの方が強く粘りもある木というのが在ります。(不思議ですよね)

それはアッシュという木です、

この木のシラタは、野球のバットなどにも使われます。

比較的どんな木でも、この黒檀のように黒い木でも、



この画像のように色の白いものが殆どです。

このシラタと言うのは材料として使われるというのは殆どありません。

立木の間は、水分が多く、乾燥させると、ぼろぼろと崩れてしまいます。

良く乾いた紫檀などの木のシラタは、カッターナイフでもサクサク削れる位です。

ところがこの黒檀というのは、特にアフリカの西コートジボワールやギニアなどの黒檀は、

このシラタが、本体の黒い部分と同じくらいの硬さがあります。

このシラタの部分だけを取り出して叩いてみても、本体の黒い所音とが変わらないくらいに、強いのです。

ギターなどの裏板にはこの白と黒の色違いが面白くそして音も良いという事で、使われます。



それなら、二胡に作ったとしても問題は無いのではないかと、

早速買ってしまったのです。ごめん、ほぉさん。


さーて久しぶりに二胡造りです、楽しくなってきました。


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