最近光舜堂に来られるお客様の楽器で、目立つことは、
通販で購入された駒が多いことですね。
もちろん通販で駒を購入することそのものは問題はないのですが、
皮の変化に合っていないものがかなりあります。
駒の基本的な高さというのがあります。
大体、8・8mmから9ミリくらいまででしょうね。
それは、木軸の長さと、関係しています。
駒は高さがあればあるほど、強い振動を皮に伝えます。
要するに、大きな音にななります。
10mmくらいの高さの駒を楽器に付けますと、音は相当大きくなります。
これは問題はないのですが、皮が新しいと、第二ポジション以後の音が割れてきてしまいます。
ただし、皮が毎日楽器を弾いたとして、5.6年過ぎたくらいに少しへこむくらいに進化していた場合は、
音も大きくなりますし、第二ポジション以後でも素直に音が出てきてくれます。
これは千斤の幅と位置は同じで駒だけ交換した場合です。
駒の高さが、10ミリでも、今度は千斤の幅を少し緩めてやると18mmだったのを19にするなど
皮が新しく硬い場合でも音はわれてきません。
また、千斤をさらに緩くして、20ミリくらいにすると、第一ポジションの音は強くなりますが、音に伸びがなくなります。
これらの事、大体が、言葉で書くこと自体問題がありますね。
また駒の底面の形状というのは皮にぴったりと合うように作られていなければいけないと思っています。
以前大阮を修理しまして、弦を張ってふと見ると、駒(ブリッジ)がコロコロ動くのです。
底面がピタッと表板に合っていなかったのです。
そこでブリッジを削ると、なんだか魔法をかけたみたいによくなり始めました。
(たったこれだけのことで、えらく褒められてしまい大変恐縮しています)
しかしこの基本ができていない民族楽器がいかに多いかという事でもあります。
皆さんも駒を造られたら、高さや形だけでなく、底面の皮に対する密着度考えてください。
また、二胡の駒にあ穴が開いていますね。
あれもいろいろやっている人が多いと思います。
通常あの穴は3.2mmくらいです。
この穴を大きくすると、
音は良く響くようにはなります。
ですので、なんだかとても良く鳴るようになったと錯覚することもありますが。
4mmの直径を超えると、音は大きくなっても、音色が薄くなります。
これも、感覚的なことですから、文章で書くのは難しいですが、
本当にその楽器に合った駒に出会って、それまで使っていた駒と比べてみると良く分かります。
気分によって駒を変えるのも楽しいですし、季節によって駒を変えるのも楽しいです。
しかし、本当に会う駒に出会うと、もう駒を変えることはしたくなくなります。
ただその駒に出会うのは、なかなかに大変ではあります。
通販で購入された駒が多いことですね。
もちろん通販で駒を購入することそのものは問題はないのですが、
皮の変化に合っていないものがかなりあります。
駒の基本的な高さというのがあります。
大体、8・8mmから9ミリくらいまででしょうね。
それは、木軸の長さと、関係しています。
駒は高さがあればあるほど、強い振動を皮に伝えます。
要するに、大きな音にななります。
10mmくらいの高さの駒を楽器に付けますと、音は相当大きくなります。
これは問題はないのですが、皮が新しいと、第二ポジション以後の音が割れてきてしまいます。
ただし、皮が毎日楽器を弾いたとして、5.6年過ぎたくらいに少しへこむくらいに進化していた場合は、
音も大きくなりますし、第二ポジション以後でも素直に音が出てきてくれます。
これは千斤の幅と位置は同じで駒だけ交換した場合です。
駒の高さが、10ミリでも、今度は千斤の幅を少し緩めてやると18mmだったのを19にするなど
皮が新しく硬い場合でも音はわれてきません。
また、千斤をさらに緩くして、20ミリくらいにすると、第一ポジションの音は強くなりますが、音に伸びがなくなります。
これらの事、大体が、言葉で書くこと自体問題がありますね。
また駒の底面の形状というのは皮にぴったりと合うように作られていなければいけないと思っています。
以前大阮を修理しまして、弦を張ってふと見ると、駒(ブリッジ)がコロコロ動くのです。
底面がピタッと表板に合っていなかったのです。
そこでブリッジを削ると、なんだか魔法をかけたみたいによくなり始めました。
(たったこれだけのことで、えらく褒められてしまい大変恐縮しています)
しかしこの基本ができていない民族楽器がいかに多いかという事でもあります。
皆さんも駒を造られたら、高さや形だけでなく、底面の皮に対する密着度考えてください。
また、二胡の駒にあ穴が開いていますね。
あれもいろいろやっている人が多いと思います。
通常あの穴は3.2mmくらいです。
この穴を大きくすると、
音は良く響くようにはなります。
ですので、なんだかとても良く鳴るようになったと錯覚することもありますが。
4mmの直径を超えると、音は大きくなっても、音色が薄くなります。
これも、感覚的なことですから、文章で書くのは難しいですが、
本当にその楽器に合った駒に出会って、それまで使っていた駒と比べてみると良く分かります。
気分によって駒を変えるのも楽しいですし、季節によって駒を変えるのも楽しいです。
しかし、本当に会う駒に出会うと、もう駒を変えることはしたくなくなります。
ただその駒に出会うのは、なかなかに大変ではあります。