二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡の未来を託す。「二胡の学校」その準備。

2015-10-08 10:38:03 | ■工房便り 総合 
今準備しています。

まだまだ、準備段階です。

「二胡の学校」です。

一つの事業、仕事、というのを始めるに必要なことというのは、、

まずは理念でしょう。

ある意味思想と言い換えても良いですが、

私自身は思想という言葉がどうも好きではありません。

思想という以上一つの価値観をもとに作り上げた、思考の方法論ですから、

ついつい、その思想に合致しないことに関しては受け入れず、排他てきになることも多いです。

ですので私としては、理念あるいは、希望、

それもこの二胡に関しては、二胡の日本における現状に鑑みて、私が出来るお手伝いは何かという事です。

何しろこの20年、さまざまな事情で日本に来た中国の人たちが、それぞれの事情で始めた二胡の教室が、乱立している形です。

鑑真和尚のように、かの国に行って、二胡を広げようということで来たわけではありませんし。

空海や最長のように、日本に二胡の教えを広げようと思った方もいらしたわけではありません。

戦国時代末期に来た三味線のご先祖様の形がほんの数十年で日本に広まったのと同じ形かもしれません。

海外交易のついでに日本に来たら、何となく日本人にあっていて広まったという感じかもしれません。

10年くらい前に、日本で二胡を教える方々が立ち上がって二胡の親睦団体をつくり、

あるいは、教育理念を統一しようという動きがあり、それが立ち上がる以前にもうすでに二つに割れてしまったなどという事情もあります。

そして光舜堂のように健全な二胡を皆さんに広めていきたいという思いだけで出来た楽器屋もあります。

私は単なるお手伝いでしかありません。

一つには、都内のとても良いアクセスの場所を持っていること、

そして今のところ週に5日は誰も使っていないこと、

そして、光舜堂へこの5年間に延べ2500人ぐらいの二胡弾きさんが、いらして様々な情報を持っていること、

都内の各教室あるいは、先生に止められているので、光舜堂に来られないはずの方々の情報まで含めていろいろ、二胡弾きさんの、

楽器に対する希望、あるいはまたレッスンに関する希望などたくさんお聞きしていること、

幸いにも、中国からの楽器の仕入れなどおできるようになってきたこと、そして何より、

良い演奏家にたくさん出会えたこと、

そしてこれから教室を作ろうと思っている方々に出会えたこと、。

それらを総合すると、

私の出来ること、お手伝いすることは見えて来るように思います。

私は、とにかく、日本全国の、二胡弾きさんに、ご本人が望む限り、良い音色の二胡の演奏を実現してもらうということのみです。

なぜなら、原点に返って、

皆さん最初の、良い音色の楽器を触ってみたい、あんなふうに良い音色で弾いてみたい、その思いをお手伝いすることです。
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