二胡つくろうと、まずは楽器屋に行った。
店員さんに、色々教えてもらった。
老紅木、黒檀、紫檀、花梨、鶏血紫檀、緑檀。
解ったのは、花梨だけ。数十年、木工やってきた。
木場に生まれて、木の間で育った。
知らない木が有るとは、思わなかった。
勿論、最近ここ30年くらいは、アフリカや東南アジアから、今まで使われていなかった木が、沢山ある。
知らないというより、自分のなじんできた名前と、二胡本体を見た時の違いに驚いた。
中国の名前だから、しかたがないのかもしれない。
でもそこには、私の知らない木の、二胡がならんでいた。
黒檀、勿論私は、さんざん触って来ている。
でも、この軽さは何?
この柔らかさは何?
人の手と、眼とは不思議なもので、その材の厚みや、硬さを、検査しなくても感じるものだ。
人の手は、(指先は)5000分の1ミリの差を感じるという。
持ってみれば、その硬さが伝わる。
それが、黒檀と言われた二胡持ってみて、違った。
「これ、黒檀では無いですね」
「いや、これは中国では黒檀とも言い、烏木とも言うんですよ」
確かに、黒檀と言うのは、日本の呼び方なのかも。
そもそも、「唐木」とい言われてきた。
ようするに、中国からの輸入材に、日本人がつけた(あるいは中国でつけた)名前。
なまじ、黒檀とは、こういう物という固定観念が有るからいけないのかも。
これは「烏木」と自分の頭、切り替えた。(でも触ったことの無いものだった)
黒檀はまだ良い。全部同じ烏木だったから。
緑檀?ここ数十年日本では、南米産のリグネルヴァイダを緑檀として、販売してきた。
緑檀の特徴は、とにかく重い。世界中の樹種の中で、一番重いとされてきた。
比重、1,28水にズボっと沈む。硬いし重い。木目が錯綜していて、その独特の美しさが有る。
肌の美しさは、きっと油分の多いせい、なんせ硬さが有るのと、油分の多さのせいで、
木でありながら、船のスクリューの軸受けなどに使われたというくらい。
緑檀といわれた二胡それぞれが違う木だった。
黒檀より軽かった、これ、何?
さて、肝心な(?)紫檀。
勿論私の知っている「紫檀」は、一つも無かった。5、6台は「紫檀」の二胡が有った。
が、全てバラバラ。
私が知っている紫檀は、インドローズと言われるもの。
でも、そのお店に並んだのは、パーロッサ、パドーク、パーローズ、
そして、一番高いのは、パリサンダー。
アフリカ材、高級家具の材料として使われている。
確かに、日本で、銘木屋さんに行っても、紫檀と言われるものは、ほとんど同じものに出会えない。
昔から、紫檀とは、不思議な材料だったから。
いわゆる、ローズウッド系を、そう呼ぶようにしたのかもしれない。
二胡作り始めて解ったのは、全ての木に、固有の音が有る。
インドローズ、ブラジリアンローズ、ココポロ、レッドサンダー。
見た目には、プロでも解りにくい。(次の時に削ったばかりの、それぞれの写真載せる)
でも二胡にしてみて初めてわかるのは、音が全く違う。
店員さんに、色々教えてもらった。
老紅木、黒檀、紫檀、花梨、鶏血紫檀、緑檀。
解ったのは、花梨だけ。数十年、木工やってきた。
木場に生まれて、木の間で育った。
知らない木が有るとは、思わなかった。
勿論、最近ここ30年くらいは、アフリカや東南アジアから、今まで使われていなかった木が、沢山ある。
知らないというより、自分のなじんできた名前と、二胡本体を見た時の違いに驚いた。
中国の名前だから、しかたがないのかもしれない。
でもそこには、私の知らない木の、二胡がならんでいた。
黒檀、勿論私は、さんざん触って来ている。
でも、この軽さは何?
この柔らかさは何?
人の手と、眼とは不思議なもので、その材の厚みや、硬さを、検査しなくても感じるものだ。
人の手は、(指先は)5000分の1ミリの差を感じるという。
持ってみれば、その硬さが伝わる。
それが、黒檀と言われた二胡持ってみて、違った。
「これ、黒檀では無いですね」
「いや、これは中国では黒檀とも言い、烏木とも言うんですよ」
確かに、黒檀と言うのは、日本の呼び方なのかも。
そもそも、「唐木」とい言われてきた。
ようするに、中国からの輸入材に、日本人がつけた(あるいは中国でつけた)名前。
なまじ、黒檀とは、こういう物という固定観念が有るからいけないのかも。
これは「烏木」と自分の頭、切り替えた。(でも触ったことの無いものだった)
黒檀はまだ良い。全部同じ烏木だったから。
緑檀?ここ数十年日本では、南米産のリグネルヴァイダを緑檀として、販売してきた。
緑檀の特徴は、とにかく重い。世界中の樹種の中で、一番重いとされてきた。
比重、1,28水にズボっと沈む。硬いし重い。木目が錯綜していて、その独特の美しさが有る。
肌の美しさは、きっと油分の多いせい、なんせ硬さが有るのと、油分の多さのせいで、
木でありながら、船のスクリューの軸受けなどに使われたというくらい。
緑檀といわれた二胡それぞれが違う木だった。
黒檀より軽かった、これ、何?
さて、肝心な(?)紫檀。
勿論私の知っている「紫檀」は、一つも無かった。5、6台は「紫檀」の二胡が有った。
が、全てバラバラ。
私が知っている紫檀は、インドローズと言われるもの。
でも、そのお店に並んだのは、パーロッサ、パドーク、パーローズ、
そして、一番高いのは、パリサンダー。
アフリカ材、高級家具の材料として使われている。
確かに、日本で、銘木屋さんに行っても、紫檀と言われるものは、ほとんど同じものに出会えない。
昔から、紫檀とは、不思議な材料だったから。
いわゆる、ローズウッド系を、そう呼ぶようにしたのかもしれない。
二胡作り始めて解ったのは、全ての木に、固有の音が有る。
インドローズ、ブラジリアンローズ、ココポロ、レッドサンダー。
見た目には、プロでも解りにくい。(次の時に削ったばかりの、それぞれの写真載せる)
でも二胡にしてみて初めてわかるのは、音が全く違う。