いつのころから始まったのか分かりませんが、
二胡に張る蛇皮は、鱗の大きい方が良いと言うはなしがあります。
これは、必ずしも、正解ではありません。
確かにある意味鱗が大きいというのは、大きな蛇であり、皮の厚みも十分あると判断する材料の一つにはなります。
但し一枚の皮で一番厚みのあるのは、尻尾の部分です。
首のあたりが(首が有るとすれば)一番薄くて、徐々に厚くなっていきます。
鱗の大きいのは、お腹のあたりです。
子羊一匹丸飲みするぐらいですから、お腹のあたりはかなり皮が伸びます。
ですから、二胡に張るために皮を張ると、元の1,5倍くらいにはなってしまいます。
お腹のあたりの皮は、鱗も大きいのですが、良く横方向にも延びます。
ですから弾力も有りますが、最初に二胡に張った時にはかなり硬くなっているのですが、いずれ直ぐに横の方だけ伸びてしまいやすいのです。
またきっちり鳴るように絞めるのにも時間はかかりますし難しいです。
尻尾に近いほうの、二胡に作って5台分ぐらいは、縦横の伸び方がかなり均一です。
当然、均一に張れます。
但し鱗の大きさは、お腹のあたりの鱗の半分くらいになってしまいます。
ちゃんと張りさえすれば、お腹のあたりの皮も弾力のある分良く鳴るのです。
特に最初から大きく振動しやすいですから、大きな音も出易いのです。
但し、最初は相当固く絞めておかないと3から4年で直ぐに伸びて来てしまうと言うことも有ります。
ですから、大きな蛇だと、鱗は大きいし比較的厚みも有りますが、それが蛇のどのあたりかということも、かなりなりには影響が有ります。
鱗の大きい方が、良い二胡の皮という迷信がいつのころから出来たのかは分かりませんが、お陰で困ったことが一つあります。
現地の養殖の人達が、まだ生の状態の時に、横に無理やり引っ張ってしまうと言うことが始まってしまいました。
鱗の大きい方が高く売れるのと、皮自体が面積売りだからです。
面積の大きい方が高くなりますから。
でも生の状態で、無理やり引っ張ってしまうと繊維質が痛みます。
張力が落ちるのです。
そこで卸の人達が、散々に苦労して、現地へ行ったりして、特定の養殖業者の人に、無理やり引っ張らなくても、ちゃんとその分の支払いをするという交渉をするようになりました。
結果としては値上がりになってしまったのですが、これは良い物作るためにはいた仕方ない事です。
下加工と言うのは、ここから始まります。
私だけがやるわけではないのです。
卸の業者さんにもよりますが、良い楽器を作ると言う情熱をもった業者さんと付きあわないと、安いけど、全部だめみたいな事にもなりかねません。
最初の段階の養殖業者さんの段階での、この引っ張りと言うのは、根本的な問題で、二胡に張る段階で初めて、良いした化効果そうでないかが、解るのです。
最初はよくても、直ぐに鳴らなくなるのは、このような事も有りますし、
なかなか育たない楽器などと言うのも有ります。
良くても悪くても構わず張ってしまう、二胡製作の会社も有りますし、
ダメなものはダメとして、省く工房も有ります。
ただ張ってしまえば、見た目では分かりませんし、弾いてみて分かる部分も有りますが、それには何年か弾きこんでみないと分からない事も多いのです。
こういうことも、まだ二胡の製作と言うこと、それから販売の責任と言うことに関して言うと、まだまだちゃんと管理はされていないのも実情です。
二胡に張る蛇皮は、鱗の大きい方が良いと言うはなしがあります。
これは、必ずしも、正解ではありません。
確かにある意味鱗が大きいというのは、大きな蛇であり、皮の厚みも十分あると判断する材料の一つにはなります。
但し一枚の皮で一番厚みのあるのは、尻尾の部分です。
首のあたりが(首が有るとすれば)一番薄くて、徐々に厚くなっていきます。
鱗の大きいのは、お腹のあたりです。
子羊一匹丸飲みするぐらいですから、お腹のあたりはかなり皮が伸びます。
ですから、二胡に張るために皮を張ると、元の1,5倍くらいにはなってしまいます。
お腹のあたりの皮は、鱗も大きいのですが、良く横方向にも延びます。
ですから弾力も有りますが、最初に二胡に張った時にはかなり硬くなっているのですが、いずれ直ぐに横の方だけ伸びてしまいやすいのです。
またきっちり鳴るように絞めるのにも時間はかかりますし難しいです。
尻尾に近いほうの、二胡に作って5台分ぐらいは、縦横の伸び方がかなり均一です。
当然、均一に張れます。
但し鱗の大きさは、お腹のあたりの鱗の半分くらいになってしまいます。
ちゃんと張りさえすれば、お腹のあたりの皮も弾力のある分良く鳴るのです。
特に最初から大きく振動しやすいですから、大きな音も出易いのです。
但し、最初は相当固く絞めておかないと3から4年で直ぐに伸びて来てしまうと言うことも有ります。
ですから、大きな蛇だと、鱗は大きいし比較的厚みも有りますが、それが蛇のどのあたりかということも、かなりなりには影響が有ります。
鱗の大きい方が、良い二胡の皮という迷信がいつのころから出来たのかは分かりませんが、お陰で困ったことが一つあります。
現地の養殖の人達が、まだ生の状態の時に、横に無理やり引っ張ってしまうと言うことが始まってしまいました。
鱗の大きい方が高く売れるのと、皮自体が面積売りだからです。
面積の大きい方が高くなりますから。
でも生の状態で、無理やり引っ張ってしまうと繊維質が痛みます。
張力が落ちるのです。
そこで卸の人達が、散々に苦労して、現地へ行ったりして、特定の養殖業者の人に、無理やり引っ張らなくても、ちゃんとその分の支払いをするという交渉をするようになりました。
結果としては値上がりになってしまったのですが、これは良い物作るためにはいた仕方ない事です。
下加工と言うのは、ここから始まります。
私だけがやるわけではないのです。
卸の業者さんにもよりますが、良い楽器を作ると言う情熱をもった業者さんと付きあわないと、安いけど、全部だめみたいな事にもなりかねません。
最初の段階の養殖業者さんの段階での、この引っ張りと言うのは、根本的な問題で、二胡に張る段階で初めて、良いした化効果そうでないかが、解るのです。
最初はよくても、直ぐに鳴らなくなるのは、このような事も有りますし、
なかなか育たない楽器などと言うのも有ります。
良くても悪くても構わず張ってしまう、二胡製作の会社も有りますし、
ダメなものはダメとして、省く工房も有ります。
ただ張ってしまえば、見た目では分かりませんし、弾いてみて分かる部分も有りますが、それには何年か弾きこんでみないと分からない事も多いのです。
こういうことも、まだ二胡の製作と言うこと、それから販売の責任と言うことに関して言うと、まだまだちゃんと管理はされていないのも実情です。