なんだかとっっても情けなくなって、、、しまったのです。
昨日、韓国の「ヘグム」という二弦の楽器を持ってご来店された方がいました。
胴はもともとは竹で出来ていたようです。
今も竹の物はありますが、安い物は反対に木をくりぬいて作っているようです。
棹も、以前は竹であったようですが最近は、木で作られています。(竹の物もあるようですが)
振動板は、板胡と同じく、桐の板で出来ています。
こう考えると、想像してもらうとわかるのですが殆ど京胡や、板胡と変わりありません。
弾き方も、中国の南方の方で以前弾かれていたように、弦を指先で抑えるのではなく、指の腹で抑えます。
全体に弦を握る感じです。
弦は絹弦です。
振動板が軽く膨らんだ凸状ですので、駒をきっちりその面に合わせるのが大変なのでしょう。
調整をしたといってもその局面に合わせて、駒の底部を削っただけです。
そしt絵振動板が均一の厚みでなかったので少し均一に削り込みました。
そうですね胡の問題は、二胡にも当てはまるのですし、ヴァイオリン等では当然のことと思われていることです。
駒は振動板に密着しなければいけないのですが、、、丹尾の問題は振動板のひょおう面が蛇皮ですから凸凹しています。
当然、駒が皮を抑えて平らになるくらいまで弾き込んでいかないと、駒の振動が完全には伝わりません。
おかげで二胡が鳴りだすのに時間がかかるのです。
蛇皮が硬いですから、駒に馴染むのに時間がかかるのです。
二胡の本当の音色が出て来るのに時間がかかるというのは、このことにも原因があるのです。
その点、今私の作っている人口皮のCDMは表面が紙ですから、2,3日も弾き込むと、駒がきっちりと振動板に吸い付きます。(ご心配なくその下地の紙はノリでしっかり固まっていますから伸びません)
おかげで、鳴りだすのがとても速いと皆さん驚きます。
それと振動板が均一な張力を持つことも必要ですね、これ以上はさんざん言ってきたことなので、、、、
なんだかがっかりしてしまったのは、
ヘグムのお客様に絶賛されたからです。
そして、夏に直した、中国琵琶の持ち主、から言われたことを思い出しました。
「今度材料全部用意するので、琵琶作ってください」
修理した楽器の鳴りと響きの良さにびっくりしたみたいです。
そしてまた、たまたま鳴を弦樂団のリハーサルを聴きながら、「せめてあと一台西野二胡がここに入っていたら音はもっと良くなるのにね」
木で出来た楽器の鳴りというのは、形状がどうあれ、みな一緒です。
なるべくして鳴っていきます。
その楽器の最大限の振動が得られた時にその楽器の音色は一番良くなります。
(弾くのも同じですね、その最大の振動を与えられるようになればとても良い音色で、どんな楽器も鳴ってくれます)
これだけ二胡のこと考えて、これだけ鳴る楽器を作っていても評価してくれるのは、むしろ他の楽器を弾いている人たちだけですね。
本場物に魅かれるのですかね?
とまあ、何となくうつうつとしていたら、あるお客様が、
この二胡は別格と、はりかえた「黒主」の音を聴いて、(実はさらに進化してしまったので黒主張替えたのです、内緒ですが)
この二胡は世界一と、あるお客さんが言ってくれました。
売れない二胡屋の嘆きです。いろんな意味で。。。
因みに胡の皮を張れるのは相当強い木で、なおかつ、しっかり作られた木の構造を持っていないと、ただでかい音だけで良い音色にはなりません。
強すぎて、音が割れるだけになってしまいます。
何事もバランスが大切。
このブログ読んでみてください。http://blog.livedoor.jp/haegeumania/archives/45181485.html
昨日、韓国の「ヘグム」という二弦の楽器を持ってご来店された方がいました。
胴はもともとは竹で出来ていたようです。
今も竹の物はありますが、安い物は反対に木をくりぬいて作っているようです。
棹も、以前は竹であったようですが最近は、木で作られています。(竹の物もあるようですが)
振動板は、板胡と同じく、桐の板で出来ています。
こう考えると、想像してもらうとわかるのですが殆ど京胡や、板胡と変わりありません。
弾き方も、中国の南方の方で以前弾かれていたように、弦を指先で抑えるのではなく、指の腹で抑えます。
全体に弦を握る感じです。
弦は絹弦です。
振動板が軽く膨らんだ凸状ですので、駒をきっちりその面に合わせるのが大変なのでしょう。
調整をしたといってもその局面に合わせて、駒の底部を削っただけです。
そしt絵振動板が均一の厚みでなかったので少し均一に削り込みました。
そうですね胡の問題は、二胡にも当てはまるのですし、ヴァイオリン等では当然のことと思われていることです。
駒は振動板に密着しなければいけないのですが、、、丹尾の問題は振動板のひょおう面が蛇皮ですから凸凹しています。
当然、駒が皮を抑えて平らになるくらいまで弾き込んでいかないと、駒の振動が完全には伝わりません。
おかげで二胡が鳴りだすのに時間がかかるのです。
蛇皮が硬いですから、駒に馴染むのに時間がかかるのです。
二胡の本当の音色が出て来るのに時間がかかるというのは、このことにも原因があるのです。
その点、今私の作っている人口皮のCDMは表面が紙ですから、2,3日も弾き込むと、駒がきっちりと振動板に吸い付きます。(ご心配なくその下地の紙はノリでしっかり固まっていますから伸びません)
おかげで、鳴りだすのがとても速いと皆さん驚きます。
それと振動板が均一な張力を持つことも必要ですね、これ以上はさんざん言ってきたことなので、、、、
なんだかがっかりしてしまったのは、
ヘグムのお客様に絶賛されたからです。
そして、夏に直した、中国琵琶の持ち主、から言われたことを思い出しました。
「今度材料全部用意するので、琵琶作ってください」
修理した楽器の鳴りと響きの良さにびっくりしたみたいです。
そしてまた、たまたま鳴を弦樂団のリハーサルを聴きながら、「せめてあと一台西野二胡がここに入っていたら音はもっと良くなるのにね」
木で出来た楽器の鳴りというのは、形状がどうあれ、みな一緒です。
なるべくして鳴っていきます。
その楽器の最大限の振動が得られた時にその楽器の音色は一番良くなります。
(弾くのも同じですね、その最大の振動を与えられるようになればとても良い音色で、どんな楽器も鳴ってくれます)
これだけ二胡のこと考えて、これだけ鳴る楽器を作っていても評価してくれるのは、むしろ他の楽器を弾いている人たちだけですね。
本場物に魅かれるのですかね?
とまあ、何となくうつうつとしていたら、あるお客様が、
この二胡は別格と、はりかえた「黒主」の音を聴いて、(実はさらに進化してしまったので黒主張替えたのです、内緒ですが)
この二胡は世界一と、あるお客さんが言ってくれました。
売れない二胡屋の嘆きです。いろんな意味で。。。
因みに胡の皮を張れるのは相当強い木で、なおかつ、しっかり作られた木の構造を持っていないと、ただでかい音だけで良い音色にはなりません。
強すぎて、音が割れるだけになってしまいます。
何事もバランスが大切。
このブログ読んでみてください。http://blog.livedoor.jp/haegeumania/archives/45181485.html
ヘグム屋さん、待っています。
人数がそれほど多く無いようですからね。
それと腹板、迂闊に削らない方が良いと思うのですが、、、、
余計なおせっかいですが。