かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ヤマフジとイヌブナの虫えい(虫こぶ)

2010年05月28日 | 虫えい(虫こぶ)

先日のぐんま自然観察指導員会の研修観察会では虫えい(虫こぶ)も何種類か見られました。ナラメリンゴフシなどもあったのですが、今回は今まで撮影できずに私のホームページに載せていなかったものを2種類アップしておきます。

ヤマフジハフクレフシ

フジの新葉に作られていた虫えい(虫こぶ)です。葉の表裏両方に丸く盛り上がった球形のものがたくさん出来ていました。

えい形成生物はタマバエの一種なのですが、生活史は解明されていないようです。
最初は緑色で、成熟すると褐変します。この写真は褐変してきたので、もうじき成熟した幼虫が出てくるのでしょう。その後は地中で過ごし、サナギとなって新芽の時期に羽化し産卵するのだと言われています。


ブナハツノフシ

これはイヌブナの葉表に作られていたものです。すこしピンボケ。

葉脈と葉脈の間に細長い円錐形の虫えい(虫こぶ)を直立させます。えい形成生物はタマバエの一種だそうです。
5~6月に目立つようになって、落葉よりも早く落下して虫えいの中でサナギになって越冬するそうです。春に羽化して新芽に卵を産むそうです。


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