昨日は午前中に造林学で植栽の座学、午後は造林実習で今日植えるコナラの大苗木の掘り取り作業(↓)でした。近くではオオヤマザクラの花が完全に散り終え、カスミザクラの花が満開~散り始めでした(↑)。
一般的にカスミザクラの特徴は、花序が散房花序で葉や葉柄・花柄や小花柄が有毛(↓)なのですが色々な変異が多いことが知られています。特に多いのが花序の変異で散形花序に近いものや花柄が短いものなどさまざま、そして全体的に毛が無いものや部分的に毛が有るもの、毛の量も多かったり少なかったりと多種多様なのです。
この近くで咲いていたカスミザクラを細かく観察してみると・・・
散形花序と見紛う散房花序で花柄がかなり短いのです。そして小花柄にはほとんど毛が無く有っても数本だけ・・・
花柄が短く鱗片の中に隠れているものがほとんどなのですが、中には花柄が見えるものが有って、その花柄には密生とは言えませんがかなりの量の毛が有るのです。
そして葉柄には密に毛が生えていますが、葉の表裏にも裏側の主脈にも毛が見られません・・・
このようにカスミザクラはかなり変異の多いさくらなのですね。
今日は富岡市の大桁山で造林実習です。乾燥気味で晴天の予報なので植栽には不向きな天気なのだけどね・・・活着するかな?
その前に早朝のカワウ追いに行ってきます!
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