23日に群馬県立森林公園「さくらの里」で行われたさくら観察会で観られた主なサトザクラの写真をアップしておきます・・・
サトザクラ(里桜)という呼び方は広い意味では「多くの栽培品種を総称して呼ぶ場合」から「オオシマザクラを基に作出された園芸品種を指す狭い意味」までさまざまなのですが、ここでは前者に近いスタンスで書いています・・・
中央園地ではサノザクラ(佐野桜・薄紅色の半八重)が満開・・・京都の桜の研究家、佐野藤右衛門氏によって一万本の実生の中から選抜され、牧野富太郎氏によって命名されたのだそうだ。 1万からひとつ・・・気の遠くなる話だね!
同じく中央園地にあるフクロクジュ(福禄寿・淡紅紫色の八重)・・・花びらがねじれるのが特徴らしい。
同じく中央園地にあったイモセ(妹背・淡紅紫色の八重)・・・雌しべが2本あって実が仲良く二つ並んでいるので妹背(=夫婦)の名がついたらしい。他に花の中に花が咲く段咲も見られるのが特徴だとか。
新開園地では・・・
雌しべが1本で根元の方が葉に変化しているイチヨウ(一葉・淡紅白色の八重)・・・
ヤマザクラ系の枝垂れでシダレヤマザクラとも呼ばれるセンダイシダレ(仙台枝垂れ・白色の一重)・・・
一重咲きなのか八重咲きなのかが論争になって牛車を返して確かめたというミクルマガエシ(御車返し・淡紅紫色の半八重)・・・旗弁のある花があって一枝に一重と半八重の花が混じるのが特徴だね!
花が白くて大きく名前もそのままのタイハク(太白・白色の一重)・・・
下の園地では・・・
エドヒガンとオオシマザクラの交雑種で花が大きいイズヨシノ(伊豆吉野・白色の一重)・・・
大輪で優雅なヨウキヒ(楊貴妃・淡紅色の八重)・・・この写真は咲き始めだけど、枝先に花を付けるので満開になれば豪華だよ!
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花の香りが良いスルガダイニオイ(駿河台匂・白色の半八重)・・・旗弁が有るのが特徴。
野外ステージ脇で・・・
「さくらの里」には1本しかないスジャク(朱雀・淡紅色の八重)・・・京都の朱雀にあったから付いた名前らしい。小花柄が長く花が垂れ下がるのが特徴。
連休に掛けては八重咲きのカンザン(関山)やバイゴジジュズカケザクラ(梅護寺数珠掛桜)・ウコン(鬱金)などが見頃を迎え、さらに華やかさを増すだろうな・・・
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