先週の木・金(6月8日~9日)と尾瀬へ農林大生を引率して行って来た時に見た植物の記録で今回は樹木編・・・
鳩待峠から下り始めて、まず目に入ってくるのはオオカメノキ(レンプクソウ科ガマズミ属:別名・ムシカリ)で、至る所で見られた。 葉が亀の甲羅に似ているからこの名前が付いたと言われるが、ガマズミの中国名のキョウメイがカメ→ガマ(ガマズミは酸っぱい実のガマの意)と転訛したときのカメで大きなカメの木という意味とも言われる・・・

白砂乗越付近のオオカメノキは蕾が開き始めたくらいで今年は花が相当遅れているね・・・

これまた至る所で見られるムラサキヤシオ(ツツジ科ツツジ属:別名・ミヤマツツジ)・・・緑の中の紅紫色が綺麗だね!

隣で咲いていたコヨウラクツツジ(ツツジ科ヨウラクツツジ属)・・・ピントが合わなかった!

斜面などに張り付くように生えてピンク色の花を咲かせているイワナシ(ツツジ科イワナシ属)

尾瀬ヶ原の木道沿いには大きな木は少ないのだけどヤチヤナギ(ヤマモモ科ヤチヤナギ属)の花咲いていた・・・葉の方が香りが強いけど、この地味な色の花にも香りがあるね。

ヨッピ川付近のヤチダモも未だ芽吹いていないで冬芽が観察できた・・・

東電小屋の手前のタカネザクラ(ミネザクラ)が満開だった・・・毛が有ると変種のチシマザクラになるのだけどこの花は無毛だった。

温泉小屋から三条の滝に向かう途中でコシアブラの木が雪で倒れ登山道を塞いでいた。 倒れてもまだ新芽を出していたが、もちろん採取などはしないよ!

今までこの時期に何度も来ているけど何時も終わっていて見られなかったタムシバ(モクレン科モクレン属)の花が丁度良かった・・・

濃い紅い花を咲かせていたハウチワカエデ(ムクロジ科カエデ属)・・・

平滑ノ滝の展望台腋では白いアズマシャクナゲが咲いていた

三条の滝の急な梯子の脇で咲いていたハクサンシャクナゲ・・・葉裏がアズマほど茶色くないね。

今年は雪が多くて白砂や三平峠にはまだまだ残っていて根開け(雪解けの穴)が見られた・・・

三平峠を降りて一之瀬ではウワミズザクラが咲き出したところで・・・

ツルアジサイは未だ蕾だった・・・

〆はブナの葉に出来た虫えい(虫こぶ)で、ブナハマルタマフシ(形成者:ブナマルタマバエ)の関東以北型(球形の膨らみの先端が尖るもの)が見られた。

次回は草本編・・・
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