2014年に群馬県憩の森で県内初記録となったウチワドコロハマルフシ(ウチワドコロタマバエ、青森・岩手・秋田・山形で記録)だけど、その後は下刈り等でウチワドコロが少なくなってしまい見つけることが出来なかった・・・
ウチワドコロの生えている場所の刈り払いを少な目にしてもらっていたら、先日の群馬県憩の森(森林学習センター)の森林観察会で3年ぶりに再会できた・・・
この虫えい(虫こぶ)は国内では1939年に見つけられ日本原色虫えい図鑑にリストとして載っているものの詳しい生態などは分かっていないそうだ・・・ネットで調べても私のブログを含め2~3件しかヒットしないので希少種なのかな?
6月中旬頃まで虫えい内で成長した後、6月下旬に葉裏側に穴を開けて脱出するようである。 その後は土中に潜って蛹化するのかな???
今回は幼虫が入っていそうなのでサンプルを九州大名誉教授の湯川先生にお送りしたところ「解剖してみたら、1齢幼虫:3匹、2齢幼虫:8匹、3齢幼虫:8匹、空ゴール:2個の結果が得られた」との回答が有り「このタマバエは、ウチワドコロタマバエ Riveraella dioscoreae Shinji, 1939 として記載されていますが、成虫が得られたら、属の再検討をしなければならないと思っています。」との回答があった。
私も幼虫の画像を撮ったのでアップしておくね・・・
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