通勤路の途中に何か所かクマノミズキとミズキが並んで生えていて観察しやすい場所がある・・・
ミズキの果実(↓)は花が1か月早い分だけ熟すのも早いのか、既に残っていない・・・
クマノミズキの果実も鳥に食べられたり落ちたりして大分少なくなってきてしまった・・・
ミズキもクマノミズキも果実は黒紫色に熟してあまり目立たないのだけど、どちらも果実をつける枝が赤くなって「実が熟したよ!」って鳥に知らせるのだ・・・これを「二色効果」って呼んでいる。
クマノミズキとミズキの区別点は、①葉や枝が対生なのがクマノミズキで互生がミズキ、②花が1ヵ月ほど早いのがミズキでクマノミズキは遅い、③冬芽が芽鱗にに包まれるのがミズキでクマノミズキは裸芽・・・と言う違いがある。
では、果実ではどうだろうか?
まず、大きさだけどクマノミズキが一回り小さく、核も1mmほど小さく4~5mmになっている
↓の写真は左がクマノミズキの核で右がミズキの核・・・
一つひとつを較べると大きさの違いの他に先端が凹んでいるのがミズキの核でクマノミズキは凹んでいない。
ミズキの核(右)には浅い縦の溝があって目立つけれど、クマノミズキ(左)は溝が少なく浅く平滑に見える・・・
もう少し拡大して較べてみた・・・
ムクドリやヒヨドリの糞を調べている人たちがいるけれど、この区別点でどっちを食べたか一目瞭然だね!
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