ブログ・ネタが無くなったからタネの話っていうわけじゃないんだけど・・・
前回はクマノミズキとミズキの果実を較べてみたけれど、今回は同じミズキ科ミズキ属でもヤマボウシ亜属に位置づけられるヤマボウシ(↑)とハナミズキ(↓)別名:アメリカヤマボウシを較べてみた・・・
両種共に花弁のように見えるのは総苞片で、一般的にヤマボウシは先端が尖り、ハナミズキは先端が凹んでいるかな・・・
本当の花は総苞片の中央部にひっそりと咲いてヤマボウシは20~30個が密集するため果実も集合果になる・・・
果実は肉厚で汁気の多い果肉に包まれる(液果・漿果)で果肉は甘くてマンゴーやモモのような感じだ! 厚い果肉の中心部に堅い種(核)が有って核果と呼ばれている。
ハナミズキも総苞片の中央に花を咲かせるが果実は独立している・・・美味しそうな赤い色に誘われて口に入れると果肉は薄くて不味いのでペッペッと吐き出すことになっちゃう!
さて両種の核だけど・・・
並べてみれば一目瞭然で、右のハナミズキの核は楕円形、左のヤマボウシの核は形が不揃いで半分くらいの大きさだね・・・
ハナミズキの核には縦に四本の溝があるのが特徴・・・
ヤマボウシの核は形も大きさもマチマチで、これだけ見せられてもヤマボウシの種とは分からないよね・・・
「タネ・ネタね・・・!」と・・・ (↓) 応援クリック よろしくお願いします! (3617話目)
「人気ブログランキング」にも参加しています。
![]() |
樹に咲く花―離弁花〈2〉 (山渓ハンディ図鑑) |
クリエーター情報なし | |
山と溪谷社 |