今年最後の「冬芽と葉痕」ネタは拙ブログに初掲載のトネリコ(モクセイ科トネリコ属)で236種類目・・・
トネリコは湿地に比較的多い落葉高木で田の畔で稲を干す稲架木(はざき)として使ったり、材は木製バットに使われたりする・・・
名前の由来としては、この木につくイボタロウムシが分泌する蝋を戸の滑りをよくするために塗ったので「戸塗り木」からとか、樹皮から膠状のものを採った「共練濃」からとか諸説あるらしい・・・
頂芽は卵形で先が尖り大きく頂生側芽が見られる。 芽鱗は帯紫灰色でほぼ無毛、肉厚で堅いためしばしば割れ目が入って欠けたり剥がれたりしている・・・
側芽は対生で扁平な広卵形・・・
葉痕は半円形~心形で十数個の維管束痕が見られる・・・歯をむき出して笑っているようだね!
枝は弱い4稜があって角ばっていて、それに伴って髄も四角形をしている・・・
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