5月31日の記事と碓氷川の試し釣り結果の所で少しだけ触れた水綿状の付着物だけど、私のブログを見て群馬県水産試験場の久下博士からミズワタクチビルケイソウじゃないかと連絡があった・・・
↑↓昨年はアユのハミアトが一杯見られた場所だけど、今年はマット状の藻類がびっしりと生えていてアユの姿が見られない。 最初はアユが増水で流下して石を舐めず藻が繁茂してしまったのかなと思っていたのだけど・・・
逆に、この藻が繁茂してしまってアユが居なくなってしまったのかもしれない・・・「何と言う藻かな?」と私もネットで独自に調べて国立科学博物館の「有害有毒藻類ブルーム」というページにたどり着いたのだけど、久下博士の助言で確信が持てた!
詳しくはこのPDFに書いてある・・・↓は画像なのでPDFはこちら→LINK(PDF)
ここ数年、問題になっていた有害藻類は(↓)カワシオグサでアユの餌(珪藻や藍藻)の減少や釣りの邪魔になるなどの被害があった・・・
今度はさらに強力な有害藻類なのだ!
ミズワタクチビルケイソウは外来の藻類で、水温が低い(15℃以下?)上流域で発生し2種類の珪藻が粘液柄で繋がっているらしい・・・昨年は横川地区で繁茂しているのが確認できたのだけど、今年はその下流の松井田地区まで広がっちゃった(涙)
広範囲に繁茂するのでアユは珪藻や藍藻と言った餌をとれず移動を余儀なくされ、友釣りでは「石を釣れ」と言うけれど石を釣れば根掛りしやすくなるし水綿状の藻がラインにベッタリと纏わりついてイライラすることこの上ないのだ!
問題は釣りだけでは済まないのではないだろうか?
これだけ広範囲に繁茂すれば、ここに棲んでいた水生昆虫や微生物はどうなるのか? それらが複雑につながりあった食物網はどうなるのか? 川の浄化機能はどうなるのか? 今後は自然環境や水質や景観などにも影響を与え問題視される可能性もあると思う・・・
動画①→YouTube
動画②→YouTube
全国的に問題にはなってきているが・・・まだまだ多くの人に認知されていないようなので早急に対処策の研究を望みたい!
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鮎釣り2018 (別冊つり人 Vol. 462) |
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