碓氷川沿いの河岸段丘にはマタタビがたくさん繁茂している・・・
そのマタタビの葉が白くなってきたので「あ~マタタビの花が咲き出したな!」と花を探して撮影・・・虫媒花のマタタビは此処に花が有るよって葉を白くして虫に知らせるのだそうだ!
マタタビは雌雄異株で、雄株には黄色の葯を持った雄しべがたくさんある雄花が咲く・・・
雌株には両性花が咲く・・・中央には白色で線形の花柱が放射状に広がっているのが特徴でキウイもサルナシも同じ特徴がある。
ところで、マタタビには木天蓼という漢方薬として使われる虫えい(虫こぶ)が作られるのだけど・・・
2012年まではマタタビミバエによって作られマタタビミフクレフシと呼ばれていた。 しかし雄株にも雌株にも作られることから、蕾に卵を産み付けられて虫えい(虫こぶ)が形成されるのだろうということで、現在はマタタビツボミフクレフシと呼ばれている。
ただ、この虫えい(虫こぶ)の形成主のマタタビミバエ(まだ名前は変わっていないらしい)は2世代らしいのだけど、マタタビの蕾に産卵して寄生する前にどの植物に寄生しているのかが未だにわかっていないのだ。
蕾に卵を産み付けに来たミバエを捕獲した事例が無いのだ。 もし産卵に来たミバエを捕まえられれば前寄主の植物がDNA分析で分かる可能性が有る。
この生態環が分かって来れば木天蓼の人工栽培も作られる簡単に計画的に出来るようになるのだそうだ・・・
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樹に咲く花―離弁花〈2〉 (山渓ハンディ図鑑) | |
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