アユの捜索であまぬまへ行った時・・・アユの姿は見えなかったけど、常緑広葉低木のアオキの花が満開だった!
アオキは雌雄別株・・・満開といってもアオキの花は目立たないんだ!
雄株の花は数多く付いて、紫褐色の4枚の花弁、雄しべは4本で葯から黄色い花粉が出されていた・・・
雌株の花は数が少なく、さらに目立たない・・・
花弁は雄花と同じく4枚で紫褐色、雌しべは緑色の子房が目立ち雄しべは退化している・・・
この雌株には赤と緑がまだらで変形した実が残されていた・・・本来なら落果しているはずなので、これは虫えい(虫こぶ)のアオキミフクレフシだね!
アオキミフクレフシはアオキやヒメアオキにアオキミタマバエが寄生して作られる虫えい(虫こぶ)で変形、肥大、わい小など様々な形態がみられる。
最近の研究でこの小さな世界にも異変がみられるようだ! アオキミタマバエが出現してアオキの実が柔らかいうちに産卵管を差し込んで産み付けるらしいのだけど、温暖化の影響でタマバエの出現期とアオキの実が出来る植物季節にズレが生じて卵が産みつけられない状況も見られるのだとか・・・
温暖化が小さな虫の世界にも影響を与えているんだね!
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