しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

友人葬

2011年02月03日 | Weblog
町内会の住民が死亡した。 町内会を代表して葬儀に参列した。
町内旗も掲揚させていただいた。
近所のセレモニーホールが会場だった。

近所ということもあり、あらかたの参列者は徒歩で会場に向ったようだ。
門牌を出した家の前からのマイクロバスの同乗者は小生を含めて4名だけだった。
会場に到着。奉加帳シートに記名してカードを持って会場へ。受付は町内の婦人部の面々だった。

亡くなられた方は行年89歳。個人で電気店を経営していた。無店舗営業である。
高齢となり、腎臓透析を繰り返す状態となったここ4年ほどは息子さんの送迎通院で仕事も順調とはとても言えない状態だった。

会場には開式30分前なのに誰も入室者はいなかった。
小生が来賓席の最前列から2列目に席を取り着席すると顔見知りの近隣住民が後に続いた。
どうせ小規模の会葬者数と思った。

ところがどっこい。通夜開式5分前に後ろを振り向くと
来賓席が満席状態!親戚ご遺族席は数名であったのに。である。

セレモニーホールの司会から案内があった。本日は喪主さまからのご希望により、
「友人葬」にて執り行われます。
仏教葬儀の様な僧侶が袈裟を着て登場、読経するスタイルではなかった。
創価学会の役員と思われる方々が一般参列者と変わらぬ服装で3名登場した。
導師1名、副導師2名、ということらしい。開式である。僧侶が通常行う「読経」を始めた。ここで驚いた。

創価学会の会員と思われる参列者が一斉に大声で導師達の読経に声を合わせて念仏を唱え始めた。おどろいたことに読経している殆んどの参列者は読経の文面を見ていない。
数珠を握り、一斉に読経する。20分間ほどの読経を暗誦読経するのだ。普段から読み込んでいる賜物だろう。生半可な信仰ではこのレベルに達しない。
小生を含め、門外漢の参列者には驚きの一言であった。
「南無妙法蓮華経」
池田大作氏からの弔電。他の弔電もすべて学会からのものだった。
本来の家族葬であれば20~30人程度と思われた近所の住人の付き合いと予測していた。
結果して「学会信者60人~70人」近隣住民20人、親族10人計100名規模の通夜式となった。
お寺に納める御礼がいらないので安上がりかもしれないが、この「友人葬」なる創価学会葬儀にはいささか驚いた。
通夜振る舞いの場は少人数だった。殆んどが動員だったことがわかる。
「ジュゲム、ジュゲム」をやっと覚えた小生にとってはこの20分に及ぶ難解な経文を暗誦読経する信徒が近所に100名!恐怖以外の念は残らなかった。

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