しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

動いた!廃屋問題

2011年12月21日 | Weblog
永年の問題だった当町内の廃屋問題。昨日動きがあった。

所有者が不明のまま借家人が病気。引き取られ先で死亡。そのまま無人廃屋となって3年。屋根瓦は落ち、窓ガラスは割れ、放置されたごみは屋内に充満。猫屋敷、ネズミ、ゴキブリの巣窟だった。

この間、管轄する交番、消防署に危険家屋として登録。交番には夜間パトロールをお願いしていた。
長屋で隣家がつながっている。廃屋は一目瞭然で破れた窓に投げタバコでもされたら類焼は避けられない。
行政への陳情は2回。一度は地域住民の署名簿を添付しての陳情書だった。
当初は廃棄物対策課2回目は地域課だった。

民生委員を立てて相談に行ったがたらいまわしされた。
法務局での登記確認。固定資産税の支払い先を確認に資産税課も訪れた。
所有者は37年前に死亡。移転登記が為されていない。固定資産税も払われた様子がない。区役所のいくつかの関連部局を渡り歩き、総務課「~安心・安全係」というところで対応いただけた。

半年の調査で30数名の地権者を洗い出した。
最終的には5名の地権者に辿りついた。
県外に居住する3名から相続放棄の手続きをしていただいた。(家庭裁判所)
県内に残る2名の地権者と会合を持つことが出来た。行政を交えて8名の会合が持てた。司法書士、不動産関係業者、小生、地権者および代理人である。

経緯をお話し、危険家屋の取り壊しには合意をいただけた。
費用負担を負わないことが条件だった。
移転登記がされないままの物件。
早期に解体しないと地権者に危険家屋の倒壊で損害賠償責任が及ぶ旨の説明に応じてもらえた。
解体費用は地権者は負担しない。
不動産業者がリスクを負う。更地にして売却。
売却利益から精算する。


ここまでは経緯があり、詳しくは述べられない。
兎に角、解決の明かりが見えた。隣接する長屋の住人との養生の相談。
セットバックで失われる土地。
解体工事の予定、地域住民への周知方法。登記上の問題点の最終洗い出し。
行政への再度の陳情内容の不動産業者との連携。
難しい交渉事だった。

来年は良い年を迎えられそうだ。まずは万歳である。

ブログランキング

人気ブログランキングへ